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CAREER HACK

教えてHACK GIRL!生物、化学…畑違いの専攻だった彼女が、WEBエンジニアになったワケ。

2013-10-18

教えてHACK GIRL!生物、化学…畑違いの専攻だった彼女が、WEBエンジニアになったワケ。

HACK GIRL=WEB業界で活躍する女子クリエイター・エンジニア。業界を盛り上げるべく、HACK GIRLに光を当て応援していきます!今回は、WEBエンジニアとしてデビューしたばかり、2013年4月入社の鉄本さんにインタビュー。彼女はどんなキャリアを描いているのでしょうか。

2013年入社の新人HACK GIRL。

WEB・IT・ゲーム業界で働く女性クリエイター・エンジニアを応援する、“HACK GIRL”企画第5弾。

お話を伺ったのは、株式会社エウレカでWEBエンジニアとして働く、鉄本 環(てつもと たまき)さん。

彼女は2013年4月に新卒入社したばかりの、新人HACK GIRLです。上智大学で生物・化学を専攻していた鉄本さんは、なぜWEB業界に就職し、エンジニアとしてキャリアを歩みだしたのか。

技術力も折衝力も、まだまだ劣等感を抱くことが多いそうですが、なんと言っても、まだ新人HACK GIRL。

彼女は、なぜHACK GIRLの道を歩み始めたのか、どんな将来を想像しているのかを聞いてみます。

新人HACK GIRLになったきっかけと、初めてのアプリ開発。


― WEBにしろITにしろ、女性の比率ってまだまだ少ないと思います。特に鉄本さんは畑違いのジャンルを専攻していましたよね。どんな経緯があって、この業界・会社に入ったんですか?


きっかけは、大学3年生のときにインターンシップへ参加したことです。それまでは、大学の授業で少しだけプログラミングに触れたんですけど、まぁ、単位をもらうための授業でしたからね。

学校では生物や化学系の勉強をしていて、なんか違うかな…と思っていました。なにか一生懸命に打ち込めるものを探していて、技術とかを身につけたいと思っていたところで、インターンの募集を見つけて飛び込んだ、という感じです。

通っていた高校が、文化祭に熱い校風でして、そういう雰囲気?みんなでひとつのものを作り上げるような、そんな環境に憧れていたというのもあります。

エウレカが、ちょうど求めていた空気に近かった。ワイワイ、ガヤガヤしながら取り組む、自由さがあるんですよね。それって、無秩序というわけではなくて、きちんと責任がある上での自由。

面接でお会いした社員の人たちが、熱心に私の話を聞いてくれて、一緒にやろうよ!って言ってくれたので、その場で決めちゃいました。


― その場のノリというか、雰囲気重視だったんですね。まぁ、そういうのって大事ですよね。インターンのときは、具体的に何をやってたんですか?



まったくスキルがなかったので、練習として課題に取り組みました。WEB上にあるサイトを完コピする…みたいな課題で、HTMLやCSSの基礎を学んで。

それが大体2週間くらい。その後は、自分で企画してアプリをつくってみようってことになって、FacebookとiPhoneのアプリに挑戦しました。


― どんなアプリだったんですか?


iPhoneのほうは、いわゆる音ゲーですね。ラップなんですけど、音楽に合わせてボタンを押すと「Yeah!」って言ったり(笑)

FacebookではAPIを使ってみるということで、色々なページからライクボタンを引っ張ってきて、キリ番をゲットするというアプリです。

これらは全部、社内だけの公開だったんですけどね。

つくっていくうちに、どんどんのめり込んで、終電を逃して会社に泊まることも多かったです。今は近くに引っ越したので、ちゃんと帰れてますけど。家賃がけっこう高いんですけどね(笑)


― 一番初めに、お客さんからお金をもらってつくったアプリは覚えてますか?


iPhoneアプリですね。アンケートアプリみたいなもの。途中で何度も仕様変更があって、3ヶ月くらいかかりました。大変でしたけど、嬉しかったですね。爆発的に売れたわけじゃないんですけど、ユーザーが定着して、何度も使ってくれてることがわかったので。

あとは構築段階でいくつか提案をさせてもらって、それが受け入れてもらえて実装するっていうのに、つくっている実感が持てました。

UIについても、デザイナーと相談しながらやったので、チームでやっているという、求めていた環境でしたね。

新人HACK GIRL、タイでランキング一位のアプリを開発。


― 開発のスキルを身につけていく中で、プライベートでアプリをつくったりはしました?


最近はできてないんですけど、以前にカメラアプリを友人とつくりました。

なぜかわからないんですけど…タイでカメラ部門ランキング一位になりまして(笑)日本では流行らなかったんですけどね。


― すごいじゃないですか。どういうアプリなんですか?



カメラで撮影したものをスタンプにできるんですけど。自分でつくったスタンプを、他の写真に自由に貼れるという。

でも何でヒットしたのか、リサーチはできてません。もう、つくるので精一杯でしたね。

日本発のカメラアプリって、けっこう人気があるらしいんです。グローバルで通用するアプリをつくってみたいという気持ちはありますけど、今はそれどころじゃないです(笑)あんまりやりたいことを広げすぎると、いっぱいいっぱいになっちゃうんで。今は抑えてます。


― 体力も必要ですしね。体力といえば、健康に気を使ってることってありますか?


時間がはちゃめちゃなので、あまり使えてないですね。しいて言えば、野菜を摂るようにしてます。土・日は自炊もしてますし。


― 女性らしい(笑)スポーツとか、趣味は?


取材で訪問すると出迎えてくださった、CDO(チーフ・ドッグ・オフィサー)のジョブさん。

スポーツは好きですよ。中学と大学ではサッカーをしてましたし、高校ではテニスをやってました。最近はぜんぜんできてないんですけど。社内にはフットサルやってる人が多いので、他の会社と試合したり、そういうのやりたいって思います。

他には…、散歩ですかね。歩くのが好きなんで、よく散歩してます。休日にウインドウショッピングとか。

あとは、頭のなかを整理するために、ひたすら歩く。何か悩んだり、考え事をするときに、歩きながら頭の中にもうひとり、例えば社内の誰かを登場させるんです。で、会話をする。妄想ですね(笑)。

私が質問したら、この人はこう答えるだろうなとか。そこに対して自分はどう答えるか。そうやって、頭のなかをスッキリさせてます。

新人HACK GIRL、今はガムシャラ。


― この先、どういう働き方をしていきたいですか?


今はとにかく、できないことだらけなので、ガムシャラに…。正直、考えている余裕はないんですけど。

直近でいえば、やっぱり技術ですね。ビジネススキル全般を上げていきたいと思いますが、ビジネスを上手く回すためにも、やっぱり技術。

ただ技術を極めたい、プログラマとして高みを…というのではないんです。

技術と知識を持った上で、プロジェクトを回していきたい。テクニカルディレクターですかね。そういうポジション。

お客さんと折衝する上で、やっぱり基礎となる技術が必要で、それを持った上で、上手にプロジェクトをコントロールできるようになりたいんです。


― 社内、社外を問わず、目標にしているような人はいますか?


社内ですと、受託じゃなくて自社サービスをやっているエンジニアさんですね。

マーケティングもしっかりやるので、数字に強くて、根拠を持って機能を実装したり、提案したりっていうのに、憧れますし、尊敬しますね。

社外ですと…デザイナーの方でご自身でサイトまでつくる人。とてもマルチですし、ブログとか読ませていただいても、技術バリバリのエンジニアの人より、内容がわかりやすいんですよ。

私もマルチになって、情報発信とかしていきたいです。多すぎると手を付けられないので抑えていますけど、もっとデザインの勉強もしたいですしね。

新人HACK GIRL、将来の夢を語る。


― 将来、フリーランスでやりたいとか思ってるんですか?


フリーに近いかもしれませんが、とにかく今の仕事をやり切って、その経験を活かして、好きなものを好きなときにつくりたい。デザインも開発も、折衝も、全部一人でやれるように。

それこそ、結婚して出産して…と、働き方を変える必要があるときでも、自宅で、ひとりでできると強いかなって。結婚して出産して、それでも働き続けるというのは、だいぶ意識してますね。

子どもとかいたら、なかなか時間を割きにくくなるでしょうから、それでも自分のペースで働けたらなって思います。

それに趣味としてでも、自分の好きなときに好きなものをつくれる状態に、技術も人間性も向上させたいです。

― 女性エンジニアが少ないというのがありますけど、実際、女性だからというハンデは感じますか?むしろ、女性にオススメのポイントとかあれば。

ハンデは感じませんね。これは社風とか影響するのかもしれませんけど、完全にフラット。技術を高めるのは自分自身ですし、それについて男女差はありませんから。

逆に女性って少ないので、社内でも圧倒的に少ないですし、もしかしたら勉強会とか行ったらいいことがあるかも?



あ。いろいろ教えてもらえたりってことで(笑)女性であることを上手く活用できたらとは思います。同時に、舐められたらいけないなとも。だから、きちんと技術を身につけていきたいんです。

あとは、クライアントと打ち合わせをするときなんか、向こうが身構えないというか、話しやすいと感じてもらえているみたいですよ。

安定感や安心感は男性に劣るかもしれませんけど、雰囲気が少し柔らかくなる。

開発するにしても、デザインするにしても、女性視点が必要な案件もあると思うんです。

女性のエンジニアが増えたら業界が活性化するでしょうし、ブログで発信するときなんかも、綺麗な情報発信が増えて、よりWEBサービスが、一般の人にとっても、身近になっていくんじゃないかと思います。


― まだまだ1年目ですもんね。これからたくさん苦労もあるでしょうけど、鉄本さんの活躍が女性エンジニアの道をもっと広くしていくかもしれません。がんばってくださいね。ありがとうございました。


(おわり)

[取材・撮影・文]城戸内 大介



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