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スキルアップの近道は、業務外にある?!《スターフェスティバル》の社員が語る秘策とは。

2013-06-21

スキルアップの近道は、業務外にある?!《スターフェスティバル》の社員が語る秘策とは。

法人向けの弁当宅配・ケータリングサービス『ごちクル』を手掛けるスターフェスティバル。同社では、エンジニアも弁当メニューの新企画を考えるなど、各社員が職種の枠に捉われない業務に挑戦している。同社に中途入社した社員2名に伺うことで分かった、その重要性とは?

▼スターフェスティバル代表・岸田祐介氏へのインタビューはこちら
《スターフェスティバル》岸田祐介氏に学ぶ、モチベーションが“激しく高い”職場の作り方。

転職者が語る、コミュニケーションが活発な職場の利点。

法人向けの弁当宅配・ケータリングサービス『ごちクル』を手掛けるスターフェスティバル。同社には、社員のモチベーションを高めるための社内イベントや制度が多数存在している。

例えば、毎月、活躍したスタッフに贈られる『スタフェス・セクシー賞』。全社員の投票により複数人が受賞、商品券が授与される。さらにその中から最も輝いている1名を選び、『プラチナ・セクシー賞』として表彰。受賞者は、有料のドリンクやお菓子が1ヶ月間無料で飲み放題・食べ放題、また仕事中にラグジュアリーチェア(約20万円相当)を1ヶ月間使用する権利も与えられるそうだ。

他にも、毎日眠たいときに30分間の仮眠が取れる『シエスタ制度』、自分や家族や恋人など、大切な記念日に休暇が取れる『アニバーサリー制度』、部署対抗で、新しいお弁当のアイデアを企画し、大賞に選ばれたものが商品化される『ストアコンテスト』など、実にさまざま。最近では、ITベンチャー他社も交え、会社対抗の大運動会も開催されたそう。これにとどまらず、毎月新しいイベントや制度が生まれているというのだから驚きだ。



部署の垣根を越えて、横のつながりを持つことにどんな意味があるのか。2名の中途入社者へのインタビューを通じて明らかにしていきたい。

社内は顔馴染みばかり。だから業務で、意見が言える。

WEBエンジニアの小川俊太郎さん(左)。前職はZyngaJapanで、ソーシャルゲーム開発を担当。
WEBデザイナーの徐允珠(ソ・ユンジュ)さん(右)。前職は化粧品メーカーにてWEBページ制作に従事。


― 小川さんは、前職でゲーム開発に携わっていたそうですね。入社してみて、職場の雰囲気や制度はどんなふうに感じられましたか?


小川:
スターフェスティバルはとにかく明るい会社。社内イベントは本当に多いと思います。ハロウィン仮装大会やフットサルのサークル活動、先日は、取引会社2社と共同で、大運動会も行ないました。


― 運動会ですか?それは凄いですね。


徐:
翌日は、社員のほとんどが筋肉痛で…。


― 想像できます(笑) 社内イベントが多いことで、良いことってなんですか?


小川:
他部署の人や、一緒に仕事したことがない人と、コミュニケーションが図れるということに尽きるのではないでしょうか。いざ仕事をするときに知らない人よりも、知っている人のほうが、仕事の仕方も断然スムーズになるじゃないですか。それはとても凄いことだなあと。

実際、業務中に周囲とコミュニケーションを取る機会も、より増えた気がします。納期に向かって開発を進めていくだけ、というスタイルとは異なり、意思の疎通を目的としたスタッフ同士のやり取りが非常に多いんです。部署の垣根を越えて、エンジニア、デザイナー、営業が一丸となって、みんなで、より良いものを生み出そうとする感覚が常にありますね。

それができるのも、きっと普段からイベントなどで一緒に何かに取り組むことが多いからだと思います。どんな職場でも多かれ少なかれ社内コミュニケーションが必要になると思いますが、当社の場合、イベントが良いきっかけとなっているので、日頃から誰に対しても顔を付きあわせて気軽に話がしやすいんですね。自分の部署・役割以外の視点にも、気がつきやすくなりました。


スターフェスティバル・ビズリーチ・ルクサ合同の運動会も開催。


徐:
年齢や社歴に関係なく、誰でも意見を言い合える風土というのも大きいですよね。入社して間もない20歳位のアルバイトスタッフが、役員に向かって大胆に提案することも珍しくありません。「こんなアイデアがあるんですけど、どうですか?」って。


― そのような光景は、日常的に起こっていることなんですか?


徐:
そうですね。社内には、社員全員が誰でも参加できるチャットシステムがあって、そこで部署・役職関係なく、あらゆる情報がやり取りされています。誰かが質問したことや相談、提案事に対しても、「それって、こうじゃないの?」と意見がいつも飛び交っている感じです。そして、良いアイデアがあれば、すぐにカタチにしていく。そんな風にして生まれた、新しい制度や社内システムも多いですね。


小川:
私も以前、チャットシステムで飛び交っていた相談事を参考にして、社内の「データ管理ツール」の改善案を出しました。いろいろな数値データをシステマチックに解析できるようにして、自分たちが欲しい情報が、グラフや表などで瞬時に分かるようにしました。


徐:
小川さんは、その成果が評価されて、今年3月の『スタフェス・プラチナセクシー賞』を受賞したんですよね。当社はまだまだ成長期ということもあって、システム面で新たに開発が必要な部分や強化していきたい部分もたくさんあります。小川さんのような提案がスタッフから次々に出てきて、どんどん改善されていくと、より働きやすい会社になるんだろうなと思います。


― 普段から社内イベントで結束を強めているから、誰でも気軽に意見が言える。そうやって、どんどん働きやすい会社になっているんですね。


ハロウィンパーティも開催。スタッフは仮装しながら業務を。


自分では気付けなかった視点を、他部署の人は持っている。

― エンジニアやデザイナーなどのクリエイターにとって、社内コミュニケーションが増えることが面倒になることはないですか?


小川:
むしろ、その逆です。任された仕事を進めていくにあたって、多くの場合、エンジニアはまず“エンジニア側の視点”で考えてしまうものだと思います。でも、チャットで飛び交っている相談や質問を見ていたり、他部署のスタッフと日頃からよく話をしていると、みんなの要望や困っているポイントがよく分かるんですね。そうすると、「だったら、こんなふうにシステム改善できますよ」と、エンジニアから率先して、ニーズにあった形の提案をすることができる。自分では気付かなかった視点を、他職種のスタッフから教えてもらい、自分たちの仕事を、より良くしていくというのは日常茶飯事です。


― なるほど、そうして自分の仕事の幅が広がっていくと。


徐:
そうですね。自身の仕事の幅を広げていけるから、できることも増えていくんだと思います。

私たちの会社では、どんな職種の人でも入社後1ヶ月間は、お客様からお弁当の注文を受けたり、お問い合わせにお答えするカスタマーサービス職を体験するんです。お客様対応を一度経験することで、仕事に対する考え方にとても良い影響があると感じています。「なるほど、そういうシーンでサイトをご覧になることもあるのか」「初めてのご注文の際には、こういう点を気になさる方が多いのか」など、デザイナーとして自分自身で想像する以上の気づきを、お客様対応から直接得られるんですね。お客様の目線になることで初めて分かることも多いです。


― 社内イベントに関してはいかがでしょう?


小川:
例えば、部署対抗で新しいお弁当のアイデアを企画する『ストアコンテスト』というものがあるのですが、部署毎のカラーが出て、とても面白かったですね。


月に一度の「スタフェス・セクシー賞」の投票ボックス。
後ろにはスターフェスティバルの社名の由来でもある“七夕”の笹のオブジェが飾ってあり、
スタッフ皆の願いごとが掲げられている。


デザインの精度に凝る部署や、プレゼン方法に力を入れる部署など。私たちエンジニアチームは、実際のデモサイトまで作りました。普段の業務では手掛けることができない、お弁当の企画という業務はとても新鮮で、商品企画部の仕事の進め方が分かって、勉強になりましたね。


徐:
他部署の提案内容を聞いて、「こうすればもっと良くなるのでは?」と、思ったことをすぐにアドバイスして、そこから新たな開発プロジェクトが立ち上がったこともありました。


― 上司から指示されるのではなく、自分たちで新しい仕事を見つけて進めていく。そんな感じでしょうか?


小川:
はい、そうですね。WEBやデザイン以外の部分でも、とにかく大勢の人と関わる機会が多いから、今まで自分になかった視点も身につきますし、新しい活躍の場もできます。そのような機会をたくさん持つことで、スキルアップできることも多いんじゃないかな。1日中、PC端末に向かって、もくもくと自分の業務を進めていた頃には、気づけなかったことですね。


― 本日は貴重なお話、ありがとうございました!


(おわり)


[取材]上田恭平 [文]白井秀幸 [撮影]松尾彰大



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