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ソシャゲ業界出身者が語り明かす!過去・現在・未来とは。スクー×ヒトメディア×グッドパッチ

2015-07-02

ソシャゲ業界出身者が語り明かす!過去・現在・未来とは。スクー×ヒトメディア×グッドパッチ

ソシャゲ業界を経て異業界で活躍するメンバーにスポットを当て、業界経験者の「今」を語るイベント「大集合!! ソシャゲ業界にいたあの人は今!!」をレポート!

ソーシャルゲーム業界出身者のキャリアに注目

「ソーシャルゲーム出身者のキャリアにフォーカスを」というテーマで開催された「大集合!!ソシャゲ業界にいたあの人は今!!」

「ソーシャルゲーム業界は社会的な注目を集めた一方で、業界で働いている人、あるいは転職して異なるWEB・ITのフィールドで活躍する人のキャリアにフォーカスが当たる機会は少なかった」と語る発起人のヒトメディア小山氏を中心に、gloops出身者を中心にスピーカーが集まった。

現在はグッドパッチ、スクー、ヒトメディアで活躍する、プロデューサー、エンジニア(開発・インフラ)、人事採用担当者、そしてモデレーターのSportier 平光氏がパネルディスカッションで語ったこととは。


【スピーカー】
株式会社グッドパッチ プロデューサー 小島芳樹(デザイン)
株式会社スクー 執行役員 インフラ部門責任者 伊東弘満(インフラ)
株式会社ヒトメディア DeputyCTO 井村元宗(開発)
株式会社ヒトメディア HRTeamLeader 小山清和(人事・採用)

【モデレーター】
Sportier.llc 代表 平光昌寛

勢いがある業界から出て初めて気づいたこと

100人近いオーディエンスの内、ソーシャルゲーム業界に身を置いている、もしくは出身者は半数以上。「オーディエンスが聞きたいこと」を中心に多岐にわたる答えが引き出された。

最初のテーマにあがったのは、「ソーシャルゲーム業界を出て気づいたこと」

まず話に挙がったのが、「待遇」だ。ソーシャルゲーム業界から他業界に転職する際には、同等の年収はなかなか見込めないというコメントが。

ソーシャルゲーム業界が急激な成長を遂げるタイミングに在籍していれば、2-3年で年収が倍になることも珍しくなかったそう。ただ、決算賞与など予期しない大きな収入が年収の増加を左右していたということだ。

また、開発面においては人的リソースに対する話題も挙がった。積極的な採用を行なっていたソーシャルゲーム業界各社は、分業によるエンジニア専門化が一般的で、自分が手がける技術分野に集中できていたという。

しかし、まだ創業間もないスタートアップに転職すると、設計からサーバーサイド、フロントまで“上から下まで全て自分で”やらざるを得ず、「いかにいい開発環境で仕事に打ち込めていたか気づけた」という意見が井村氏からあった。

採用の担当者である小山氏の立場からみても、業界を出てみて気づけたことがあったという。

「業界・企業に勢いがある時には採用に大きなお金を使うことに慣れてしまっていた。ゼロから母集団を集めることや人事自ら採用を工夫することが求められるなど、イマではあたりまえだと感じることに大きな気づきがあった」

ソシャゲ業界出身者の強みとは?

スクー×ヒトメディア×グッドパッチ

左から、ヒトメディア・井村氏、小山氏、スクー・伊東氏、グッドパッチ・小島氏

次のテーマは「ソーシャルゲーム業界出身者がキャリア面で活かせること」

「ゲームのUXはかなり先端。技術面のノウハウや経験は他サービスに広く応用できる」と答えたのは当時、フロントエンドのエンジニアだった小島氏。実際に、グッドパッチ社に入社してスマホ向けのWEBサービスやアプリの受託案件をこなす上でも、非常に役に立っているとのことだ。

ソーシャルゲームは同時に大量のアクセスが集まるサービスという特性があったことから「大規模トラフィックを捌く経験やノウハウが得られたのはとても貴重だった」と話したのはスクーの伊東氏。

「あちこちで火が吹いている状況は大変だったが、いちエンジニアとしてチャレンジングな環境に身を置くことで、成長を実感でき、本当にすごく楽しかった」と、キャリア面で非常にポジティブな影響があったそうだ。

同じくエンジニアの井村氏は「素早く立ち上げること、ユーザーの声に敏感になること、手段を選ばずにやり切ること」を挙げた。

「イベントなどが頻繁に開催されるゲームでは、小さなプロジェクトを同時に走らせることから立ち上げノウハウを学び、toCサービスを叩きこまれた。また自然に身についた『とにかくやり切る経験』はいまの仕事にも生きている」

ソシャゲ出身者が注目するこれから伸びるトコロ

最後のテーマは「これから伸びそうな業界」

まずグッドパッチの小島氏が挙げたのは、「キュレーション」と「動画」だ。
「直近ではキュレーション。DeNAが打ち出しているPalette構想や、芽を出しそうな新興メディアなどキュレーションメディアでもうひと波あるのではないか。今年から少し先では動画。スマートフォンのハードスペック向上とネット環境の充実に合わせて伸びてくるのではないか」

次にスクー伊東氏が挙げたのも「動画」だ。

「音楽ストリーミングアプリが次々生まれているが、音の次に来るのは映像のはず。また自分が属していて、ひしひしと感じているのが教育分野。立ち上がりまで時間を要する分野だが世界的に盛り上がってくるのは間違いない。」

人事の小山氏が指摘したのは「FinTech」や「LegalTech」など、既存のプレイヤーがいる分野でテクノロジーを使ってイノベーションを起こそうとしている業界。更には「ビックデータや人工知能を応用した採用マッチング」分野に注目していると話した。求人系の新サービスを手掛けているはソーシャルゲーム業界出身者も意外にいるという。

最後に井村氏が挙げたのは「HR(人材系)」と「教育」分野。

「超高齢化社会は日本を筆頭に間違いなく到来する。労働人口問題を解決するような人材系のサービスがくるのはないか。そして社会人向けの動画教育サービスは一層伸びるはず。スクーは間違いない。」


レポートには書ききれない秘話も懇親会などで語られた今回のイベント。
業界を区切ってそれぞれのキャリアを振り返り、現在と未来を見つめなおすコンセプト通りの会となっていた。

社会的に大きな注目を集めたソーシャルゲーム業界で活躍していた、あるいは育った人材が現在もWEB・IT業界各所でキーマンとなっている。今後も、WEB・IT業界で活躍する方々のキャリアにフォーカスを当て続けていこうと思う。



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