2018.04.11
先輩エンジニアが語る、副業で失敗しない3つのポイント

先輩エンジニアが語る、副業で失敗しない3つのポイント

副業解禁が話題だ。特にエンジニアにとって当たり前の選択肢に? 3名の副業エンジニア、実践者たちによるアドバイスをお届けする。

0 0 70 0

※2018年3月19日に開催された『エンジニア副業Night』イベントよりレポート記事としてお届けいたします。

幸せな副業のための「3つのポイント」

1. 副業は新たなスキル習得のチャンスと捉える

2. まずは「副業したい」と発信することから

3.「自分の売り込み方」を4P分析してみるべし

副業は新たなスキル習得のチャンスと捉える

大原和人さんの写真ファインディ株式会社 大原 和人さん / 2012年に株式会社オールアバウトに新卒エンジニア1期生として入社。サーバのクラウド移行やDevOpsの推進、サイトリニューアルの開発などを担当する。その傍ら、週末に3社ほどのスタートアップの開発や立ち上げの手伝いを行う。2017年11月よりFindyに正社員1人目としてジョイン。

「僕の場合、副業は新たなスキルを身につけるのにすごく良い機会になりました」

こう語るのは、Findyのエンジニア 大原和人さん。新卒でオールアバウトに入社し、インフラエンジニアとしてキャリアをスタート。その傍ら、週末に3社ほどスタートアップで開発や立ち上げの手伝い、開発エンジニアとして経験とスキルを身につけた。

これまでのキャリアを振り返り、「副業がキャリアの転機になった」と語る。

本業でやりたいことができなくても、副業でやる。これはすごくおすすめですね。ぼくの場合、もともとインフラだったのですが、フロントエンドやサーバーサイドの経験を副業で積みました。副業のほうで凄腕のフリーランスエンジニアの人にコードレビューをもらったり、その人が書いたコードをみて学べたり。本業では得られない開発経験とスキルを意図的に身につけていく」

きっかけについて、こう振り返る。

「そもそも新卒でインフラの部署に配属になったのですが、異動の機会がなくて。ただ、仕事は好きだったし、辞めるほどじゃない(笑)そんな時に、ちょうど社外の先輩からサービス開発を手伝ってほしいと声を掛けてもらいました。お!これは良い機会かもしれない!と思ったんです」

そして本業で開発部署に異動した際も副業経験を活かして活躍し、さらには現職のFindyも副業から始めてジョインを決めたそうだ。

まずは「副業したい」と発信することから

岡田勇樹さんの写真サイボウズ株式会社 岡田勇樹さん / 2007年に新卒でサイボウズに入社。Webアプリケーションエンジニアとして「サイボウズOffice」や「kintone」などの製品開発を担当。現在はエンジニアマネージャーとして組織・人材マネジメントに従事。また、複業で株式会社コンタクトで技術顧問として、既存サービスのプロジェクトマネジメントや新規サービスの立ち上げに協力している。

副業解禁を進める企業も多い。ただ、制度が活用に至らないケースも。社員としては、何を副業にすべきか、何がやりたいのかを見つけられないからではないか。そう語ってくれた岡田勇樹さん。解決法として、まわりに「何がやりたいか自分ではわからないが、副業をやってみたい」と伝えてみるのも手だという。

「エンジニアにはシステム設計やプログラミングなど、自身の持つスキルを活かしたエンジニアならではの”やれること”があります。一方、様々な分野でエンジニアの需要が高まっており、世の中には”やるべきこと”も山ほどある。たとえ“やりたいこと”がわからなくても、副業をしてみたいと発信すると、思いもよらないところから声がかかることもあります

そのベースになっているのが、サイボウズで大切にされている「モチベーション3点セット」という考え方。人のモチベーションが最大化されるのは「やりたいこと」「やるべきこと」「やれること」の3つが重なるところ。ここを探していくイメージだ。

+++

「自分の売り込み方」を4P分析してみるべし

菊本久寿さんの写真株式会社スタートアップテクノロジー 代表取締役 菊本久寿さん / SIerなどを経てngi group(現ユナイテッド) 技術部部長に就任し、アドテク関連サービス立ち上げを行う。その後フリーランス、スタートアップCTOを経て、2014年10月株式会社スタートアップテクノロジーを設立。現在も同社代表を務めながら他社の技術顧問、CTOを兼任。

副業でチャンスを掴む。そのためには「自己分析」と「戦略」が大切だと語ってくれた、スタートアップテクノロジーの菊本久寿さん。彼のオススメは、マーケティングの4P分析だ。

自分自身を商品として捉え、戦略的に副業を得ていく考え方。たとえば、菊本さんは下記のような4P分析をもとに、実際に依頼を集めたそうだ。

セグメンテーション/ターゲット「非エンジニア」

「まず自分を誰に売るか。それにマーケティング戦略が変わります。転職の場合は、自分の売り先はCTOだったり、エンジニアだったりします。ただ、副業で自分を売っていく場合、ターゲットは起業家、非エンジニアであることが多いですよね」

Product:自分

「ここはそのまま“自分”です(笑)商品価値をあげるために、常に本業のクオリティを上げ、自分を磨き続ける。たとえば、言語にこだわらないプログラミングスキル、インフラの知識、ビジネスやマーケティングの知識…ここが私という商品の価値として捉えていきました」

Price:単価より、「得られる経験」を大切に

「自分をどのくらいの価格で売り出すか。私の場合、単価にこだわらずに、自分にとってやりたいか/経験になるか、ここを優先しました。エンジニアのスキルって結局打席に立った数、経験値によって決まるもの。たとえ単価が安かったとしても、投資だと思ったほうが、フリーランスや起業の際に経験が活きると考えました」

Place:「人脈」を大切に

「続いて、どう自分を流通させるかのPlaceです。つまり、自身を売り込むチャネル。私は「人脈」と定義。いくつか自分なりにルールを設け、意図的に人脈を大切にしてきました」

・飲み会は断らない

・「ご飯行きましょう」を口癖に

・ギブ&テイクは自分がまず「ギブ」を2回

・エンジニア以外が集まるイベントに行く(起業家向けがオススメ)

・マッチングサービスを使っていろいろな人に会う

Promotion:ブログやSNSを活用して実績をアピール

「さて、最後にpromotionです。自分の売り込み方。非エンジニアをターゲットにする場合、ブログやSNSなどで実績をアピールするのが効果的だと思います。いくつか実践してきたことをお伝えいたします」

・ポートフォリオサイトに実績を載せる

・ブログに強み(開発関連の情報)を書いて発信

・Facebookで色々な人とつながる

・個人サービスをつくり、名前を覚えてもらう

・個人名刺をつくる(何ができるかを明記しておく)

(おわり)


文 = 野村愛


関連記事

特集記事

お問い合わせ
取材のご依頼やサイトに関する
お問い合わせはこちらから