2015.02.06
教えてHACK GIRL!ネイリストだった彼女の、WEBとのステキな出会い方

教えてHACK GIRL!ネイリストだった彼女の、WEBとのステキな出会い方

WEB業界で活躍する女子クリエイター・エンジニアにスポットをあてる『教えてHACK GIRL!』。経験ゼロでWEBの世界へ…というのは聞きますが、ネイリストからエンジニアへの転身はちょっと珍しい!?そんなキャリアの持ち主がブラニュー株式会社で働く瀬谷真央さん(24歳)。WEBとのステキな出会いって?

18 41 20 0

やりたいことがない…焦りがあったフリーター時代

― ネイリストだった瀬谷さんですが、現在はWEB制作を行なうブラニューで、フロントエンドエンジニアとして働いていると伺いました。もともと学生時代からプログラミングに興味があったのでしょうか?


いえいえ!まったく(笑)存在さえ知りませんでした。将来のこともあまり考えていなかったですし、特にやりたいこともなくて…。

ただ、高校生の頃から「自立したい」という考えは強かったと思います。学校の友だちはほとんど大学に進学したのですが、私は「早く自立しなきゃ」と進学しなかったんです。そこから1年間、やりたいことを見つけようとフリーターをして…でも、だんだん不安になってくるんですよね。学歴で就職に不利になるんじゃないかって。

そこで「何か手に職をつけよう」と見つけたのが、ネイリストだったんです。もともと母の爪が弱かったというのもあって、生活に差し支えないくらいにケアしてあげたいという思いもありました。


― そこから資格を取得してネイリストに?


そうですね。お客様が私のことを指名してくれたり、ブログに感想を書いてくれたり、久しぶりに会いにきてくれたり、すごく楽しかったです。ただ、どこかで「新しいことに挑戦したい」という気持ちがありました。

ちょうど2年くらい働いて、そんな時にたまたまネイルサロンのホームページをリニューアルすることになったんです。「どんな感じのページにしたい?」と担当者の方に聞かれて、「猫と一緒にネイルの見本が写っているような感じとかいいですよね」みたいなアバウトなことを好き勝手言って(笑)

そこでホームページをつくる人がいるんだ、WEBデザイナー?プログラマ?っていうんだ。みたいなところから興味を持つようになりました。

調べてみると、将来的にはフリーでも出来そうだと。たとえば、結婚して、子どもがいても、自宅で続けられるかもしれない。ネイルとは全く別の技術を取得するなら、20代前半の今だ!という感じでした。

「わからないところ」が、わからないという壁

― どのようにしてWEBの勉強をしていったのでしょうか?


ブラニュー_瀬谷真央さん


WEBの学校に通って、勉強したという感じですね。


― ネイルサロンに勤めながら?


いえ、ネイルサロンはやめて、飛び込んだという…。


― すごい行動力ですね。


けっこう直感で行動してしまうタイプなのかもしれません、性格的に。決めるときは早くて「あっこれだ!」みたいな…衝動買いもしてしまいますし(笑)


― ちなみに、WEBの制作にはすぐにハマったという感じでしたか?


いやあ…ぜんぜん楽しいと思わなかったです(笑)。もう全然何が何だかわからなくて。どう勉強したらいいんだろうと。ただ、最初はとにかく毎日家でも学校でもHTMLをイチから書くところからはじめて、少しずつ慣れて。CSSとかもいじれるようになっていって。仕組みがわかったり、動かせるようになったり、そこから楽しくなっていきましたね。

最初はWEBデザインを学んでいたんですけど、やっていくウチに、デザインより、コーディングのほうが楽しいと思い始めました。高校の時から数学は好きだったんですけど、式があって、解き方はひとつじゃないけど、答えはちゃんとでる。そこが向いているかも…という軸で、仕事も探していきました。


― その中でも、ブラニューを選んだ理由とは?


未経験でOKだったことと、サイトやサービスをとにかくたくさん作ってそうだったので。すごく鍛えられそうだなって(笑)


― 実際、学校でやることと、仕事にすることは違うと思うのですが、ギャップはありませんでしたか?


お仕事でやると、やっぱり納期があったりとか。いかに速く作業ができるか?という部分は結構考えました。ただ、そこ以外は大きなギャップはなくて。やりがいという部分だと、小さい案件は早いうちから一人で任せてもらえたので、公開されるときはすごく達成感があり、学校の課題とは違うと感じました。


― 仕事でぶつかった壁などはありましたか?


わかんないことがあって、そこで止まっちゃうというところですね。調べ方さえわからない。


― 先輩に「何がわからないの?」て聞かれたときに「わかんないこと」がわかんないという(笑)新人の時にはありがちですよね。


そうなんですよね。先輩がやさしく「じゃあ、何と何というキーワードで調べてみな」という風に教えてもらえて。だんだん調べ方がわかってきたという感じですね。

プライベートを大切にしつつ、仕事も妥協しない

― 家庭を持っても働き続けたいとお話があったのですが、これからの人生の目標があれば教えてください。


ブラニュー_瀬谷真央さん


じつは私事なのですが…2015年1月に結婚しまして。


― おぉ!そうだったんですね!おめでとうございます!


ありがとうございます(笑)そういうこともあって、やっぱり将来は子どもも産みたいなぁと。で、育てながら仕事も続けたい。若くて新しい会社なので、前例やロールモデルになれたらいいなと思っています。そのためにはもっと実力をつけていかなければならないと思っています。


― 直近、仕事での目標はありますか?


コーディングのスピードを上げることと、正確性を高めること。あとは今ちょうど新しい自社サービスの開発も自分で手をあげて、参加させてもらっているのですが、Lilycon(リリコン)という女性向けのサービスがありまして。


― 結婚したら、仕事はそこそこに…家庭に入ってという考え方もありそうですが?


少しは仕事と家庭とのバランスとか、もうちょっと家事も頑張んなきゃ…とは思うんですけど、やったことないことに挑戦してみたい。そのほうができることが増えて楽しいですよね。


― 最後の質問ですが、瀬谷さんにとって仕事って何ですか?


うーん…むずかしいですね…。あんまり考えたことなかったですね…。

なんだろう…責任感を持つこと…でしょうか。やっぱりお金をいただいて、お客様に買っていただくということで。以前、ハロウィンのときに(会社で)やったイベントのホームページを作った時なんですけど、いろんなニュースサイトに取り上げてもらって。「あぁ絶対に不具合はあってはいけない」と責任感がすごく芽生えた気がして。だから、細かくチェックして、その責任は自分で負わなきゃだし、自分の仕事としてやり切ることが大事だと。それが経験できてすごく良かったと思います。


― 責任を負いたくない、できるだけ出世せず…という人もいますが、正反対ですね。


すごく当たり前ですけど、お給料をいただいて働くからには、ちゃんと責任は負わなきゃしょうがないというか(笑)


― 言われたことだけをやる、だと物足りない?


そうですね。作業屋さんではなくて、いろいろなことにチャレンジしたいですし、「いろいろ挑戦してくれる人」というカタチで必要とされる存在でありたいです。


― 責任って「誰かにより必要とされること」の裏返しだったりもするのかもしれないですね。本日はありがとうございました!


[取材・文]白石勝也

編集 = 白石勝也


特集記事

リモートワーク時代の戦い方

新型コロナウイルスの影響によって進むリモートワーク。とくにテック企業でいち早く導入され、日々アップデートされている。リモートワークが当たり前となるなかで、いかに働き方を変え、さらに組織として戦っていくか。各社の取り組み、工夫、リモートワークのやり方などに迫ります。

AFTER 2020

時代は平成から令和へ。そして訪れる「2020年以降」の世界。2020年からの「10年」をいかに生きていくか。より具体的に起こすべきアクションのヒントを探る連載企画です。お話を伺うのは、常に時代・社会の変化を捉え、スタートアップと共に"一歩先”を見据えて歩まれてきた投資家のみなさんや、未来を切り拓く有志者のみなさん。それぞれが抱く「これから10年間で現実的に起こり得ること」と「新しい生き方」の思索に

お問い合わせ
取材のご依頼やサイトに関する
お問い合わせはこちらから