2015.02.16
PARTYとバスキュールの学校『BAPA』2期募集!中村勇吾氏をはじめ、豪華講師陣を招聘

PARTYとバスキュールの学校『BAPA』2期募集!中村勇吾氏をはじめ、豪華講師陣を招聘

PARTYとバスキュールの学校『BAPA』が第二期生の募集をスタート。その説明会の様子をお届けします。

0 0 2 0

ART&CODEの学校『BAPA』がさらに進化!テレビ番組ともコラボ

PARTYとバスキュールが学校をスタートさせる!?こんなニュースが飛び込んできたのは、2013年12月のこと。コンセプトは、ART(デザイン)&CODE(プログラミング)のスキルを兼ね備え、熱狂を生み出すようなクリエイターを育成する目的とした学校。


・バスキュール×PARTYが開く学校『BAPA』の狙い。デザインとプログラミングの境界線は無くなるか。

・PARTYとBasculeの学校『BaPA』一期生に訊く!「僕らが働きながら学校に通ったワケ」


2015年1月28に渋谷ヒカリエで開催された学校説明会では、カリキュラムや一期生とのトークセッション、Q&Aなどが行われました。その様子をお届けします。

デザインとプログラミングの両立が表現の可能性を広げる

中村洋基さん_荒木千穂さん

司会を務めた中村洋基氏(PARTY)と荒木千穂氏(バスキュール)


説明会は、第一期の簡単な振り返り、『BAPA』についての概要説明からスタート。第一期では31名が卒業し、10個の卒業制作がヒカリエに展示された。「一人の人間がデザインとプログラミングの両方ができれば、表現の可能性が広がるのではないか?BAPAはそんな天才を育てたい」として紹介された。

今回は応募方法が2種類となり、方式を選べるのも特徴的。

・A方式…自己推薦によるポートフォリオ応募
・B方式…日本テレビ『SENSORS』のタイトル映像を自由な発想でつくる
(優秀作品はテレビ・イベントで紹介予定)

第二期は全10回のデザイン&プログラミング授業を開催。第一期に増してワークショップ形式の授業を強化していく。アイデア、プログラミング、デザインをできるだけ講師陣に見てもらい、フィードバックの機会を増やすそうだ。

こういったワークショップと並行して、卒業制作も実施。完成した作品は3日間ヒカリエに展示される。

日本を代表するクリエイターが講師陣に

朴正義さん

講師陣を発表する朴正義氏(バスキュール)


続いて、BAPAの校長でもある朴正義氏(バスキュール)より第二期で講師を担当するクリエイターが紹介された。

【ゲスト講師陣】
インタフェースデザイナー 中村勇吾氏(tha ltd.代表)
クリエイティブディレクター 菅野薫氏(電通)
アートディレクター 木谷友亮氏(カイブツ)
映像ディレクター 辻川幸一郎氏

※追加
エンジニア/アーティスト 石橋素氏(Rhizomatiks)

【BAPA講師陣】
朴正義氏(バスキュール)
原ノブオ氏(バスキュール)
馬場鑑平氏(バスキュール)
伊藤直樹氏(PARTY)
中村洋基氏(PARTY)
小島幸代氏(ベンチ)
横石崇氏(ベンチ)

PARTY伊藤直樹氏と第一期生によるトークセッション

伊藤直樹さん

一期生とトークッションを行なう伊藤直樹氏(PARTY)


第二期に向けて、ということで、校長である伊藤直樹氏(PARTY)と第一期生卒業生たちとのトークセッションが開催された。

第一期の卒業生たちのプロフィールは、サイバーエージェント、IMJ、TV局で働くエンジニア。それぞれ応募の理由として「全ての工程を自分でやってみたい」「独学でやってきたから外を知りたかった」と語ってくれた。

特に印象的だったのは、卒業生たちがBAPAに通った感想。

「クリエイティブへの考え方が変わった」「講師の次元を見て、そこに近づきたいと思えた」「当時は受講生同士でライバル意識があった」「今でもFacebookでつながっており、メンバーたちの活躍が見えて刺激になる」などなど。

BAPAから得られたのはスキルだけではなく、より本質的な考え方や姿勢、プロジェクトの進め方、つながりなど、クリエイターにとって財産になる部分だと感じられた。

BAPA_一期生


Q&Aまとめ

最後に設けられたQ&Aコーナーでは、会場から突っ込んだ質問も飛び出した。


― (第一期生に)それぞれの得意なところ、専門スキルは?


見えないところのプログラムを書く(サーバサイド)/フロントエンド、Java Scriptなど/ハードウェアの設計(3名それぞれ)

※この回答を受けて、伊藤直樹さんより「こう聞くと尻込みするけれど、プログラミングができないと入学できないというわけではないのでご安心を」といった補足がありました。


― (第一期生に)みなさんの年齢は?


28歳/30歳(当時29歳)/29歳(3名それぞれ)

※BAPA一期の平均27歳(最年少が19歳で上が31歳。30歳までだったけど誕生日を少し超えたくらいだった)


― (第一期生に)卒業制作をつくるにあたって、仕事しながら制作できたか?


「死にそうになりながらやりました。もし美女で生まれたのなら、こんなつらい思いはせずに済んだのに…週末のバーベキューだけ楽しみにしていればよかったはずだ…と思考が崩壊していた」

「家に帰ってからやっていた。直前に有給をつかったり(笑)展示の前は寝ずにやった。ただ、終わったら学祭みたいで楽しかったし、ぜんぜん苦にならない」

「ネット経由で打ち合わせをして、夜の12時からスタートとか。2時、3時までやったこともあったが、なんだかんだ楽しかった」(3名それぞれ)


― B方式の応募について。一人いくつでも出せるか?


「いくつでも大丈夫。特技を活かしたもの、番組のコンセプトにあったもの、いろいろな視点でもいい。ただ、いい面、わるい面も。こっちはよかったけど、あっちがダメだなとなることも」


― 応募について。A方式、B方式における採用人数の割合とは?


「決まっていない。両方のフタを明けてみて、という感じ」


― カリキュラムについて。前回は、最後の卒業制作に向けてのワークショップだったが、卒業制作とむすびつかないワークショップをやるイメージ?


「前回は、卒業制作における作業フローに沿ってカリキュラムが組まれていたが、思い切ってやめた。というのも、前回は本来なら卒業制作のアイデアが決まっていないといけない時期に悩んでしまった。最初からどんどんアウトプットし、アイデアを叩いていくなかで、卒業制作に向けたアイデアの枠組みが見えるはず。最初の頃から卒業制作に向けたタスクも考えられるようにしたい。チームでやるか、個人でやるか、このあたりもフレキシブルにやろうとしている」


― (講師陣に)第一期で、応募時に落ちた傾向とは?


「前回でいうと、視野の狭さを感じさせるものは、落ちた傾向にあった」
「チームでものをつくる方針があったので、そこはすごく見ていた」
「どこか磨かれているものがあれば、評価の対象だった」
「課題の意図を組んでいるかどうか、意味を持って出していて、そこが伝わるか」
「審査するのは、私たちなので、私たちの心に響くもの。その方向性を探ってほしい」


― 授業について。デザイナーが入学したら、プログラミングができるようになるか?


コードの書き方を教える講義はおそらくない。各々のスキルセットが違いすぎるため、利益になる人と、不利益になる人が出てくる。それぞれの講師が、それぞれの分野で、できるだけ多くの受講生がむずかしさを感じながらも、楽しく取り組めるような課題を出すイメージ。たとえば、より自分で勉強したくなるような講義にしていければと思っている」

「デザイナーとプログラマが共通の課題に取り組むことは多い。互いを理解しながらプロジェクトを進めるというのがどういうことか?確実に学べるはず」



いかがだったでしょうか。日本を代表するクリエイターたちに直接、アドバイスをもらいながら学べる滅多にないチャンス。気になった方は応募してみてはいかがでしょうか。

※〆切迫る!(2015年2月23日まで)

》 BAPAへの応募はコチラから!

BAPA



編集 = 白石勝也


特集記事

お問い合わせ
取材のご依頼やサイトに関する
お問い合わせはこちらから