WEB・IT業界で働く転職未経験のエンジニアの方向けに「初めての転職講座」と題して最新のトレンドから、市場価値の高め方までお伝えします。Powered by エンパートナー
人材の流動性が高く、終身雇用・年功序列という旧来の労働環境ともっとも異なるのがWEB・IT業界の特徴だろう。
この業界で活躍し生き残っていくために、誰しも一度は考える転機が【転職】ではないだろうか。今回は、WEB・IT業界で働く転職未経験の20代エンジニアの方向けに「初めての転職講座」と題して最新のトレンドから、市場価値の高め方までお伝えする。
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キャリアパートナー 笠原亮一
新卒でSI企業に入社しITエンジニア、ITソリューション営業、そしてエンジニアの採用を経験。IT・コンサルティング業界を専門とした人材紹介会社に転職。コンサルタント歴19年。システム開発の現場経験、長年培った業界知識・業務知識を活かし、転職希望者の気持ちに沿ったキャリアコンサルティングを心がける。
A.「仕事の選びやすさ」という点で言うと、28歳前後、経験年数では5年程度。
若すぎると経験が不足しており、スキル不足として判断されやすい傾向があります。また30歳以上の転職では、年齢に応じた経験をしスキルを積んでいないと、キャリアアップの転職は難しくなるでしょう。Javaを中心とした経験者であれば、一から組み上げた経験やサーバサイドまでを意識した開発、といった具体的な事例が必要になります。
第一関門となる書類審査では、自身の強みを充分に理解して、業務上活かせる経験を具体的に明確に表現出来ているかが問われます。旬な技術領域について経験があれば、漏らさずに表現すべきです。
A.知識・スキルの横の広がりと深さ、人に見せられるアウトプットを意識すべし!ワンランク上を目指すなら英語も◎
モノ作りが好きなエンジニアであれば、自分自身で何か(例えばAndoroidアプリなど)に取り組んでいるはず。WEBエンジニアであってもITエンジニアであっても、GitHubやブログで自ら作成したソースを公開するなど、他者にも見せられるものを準備しておくことも大事です。
バズワード化している「フルスタックエンジニア」が求められる風潮は確かにあります。サーバサイドの開発知識はもちろんのこと、画面周りやデータベースなど幅広い知識を持っている方が歓迎されるようになっています。
企業側も応募段階で様々な知識を求めるのは難しいことは理解していますが、アプリ開発だけ、インフラだけ、というように興味対象が固定化されているエンジニアにとって、生きづらい世の中になっていくかもしれません。
また、ビジネス自体がグローバルを意識したものが増えている昨今では、英文メールのやり取りから電話応答などの英語レベルでプラス加点になるケースは多くなるように思えます。一つ上を目指すのであれば、技術以外のスキルを伸ばすと武器になるでしょう。
A.PHP、Perl、Ruby等のWeb系アプリケーション開発経験
Java,C#も根強い人気
PHPやPerlで開発出来ること自体はそれ程重要ではありません。むしろWebベースの開発をどれ程経験しているかということのほうが重要視されます。PHPやPerlがもてはやされるのは、サーバサイドまでの開発で実経験があるかどうかポイントになるのではないでしょうか。サーバサイドJavaの経験もとても重宝されるはずです。
A.SIは総じて積極採用傾向。WEBは自社開発がトレンド。
全体的に採用意欲が高いSIでは特に、金融や製造などの業務領域の採用意欲は高くなっています。例えば製造業のグローバル化に伴ってERP関連の需要が高まっていることを感じます。
Webは、自社サービス開発がトレンドですが、アドネットワークのツール開発も無視出来ません。キーワードとなるのは、クラウド・ビッグデータ・モビリティ。この領域に関連して仮想化やインメモリのテクノロジーにも関心が集まっています。
A.やりたいことを明確にし、ぶれずに転職活動をしている方。
エンパートナーでは入社後の活躍までご支援させて頂いています。転職成功し、活躍している方は総じて、自身の目標があり、ものごとを謙虚に受け入れることができる方です。目先の給与等にとらわれるのではなく、自己分析をしっかりと行ない、自分の目指すキャリアの方向性を決められる人が成功していると思います。
いかがでしたか?
CAREER HACKを運営しているエン・ジャパンはずっと「仕事を大切に、転職は慎重に」という態度で転職希望者の支援を行なってきました。
今の仕事を大事にしながら、自身のキャリアアップのステップとして転職をお考えの際は、ぜひご相談ください。
編集 = 寄稿
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