2017.03.22
子どもたちの笑顔にあふれた未来の演奏会! DJみそしるとMCごはん × KAGURA

子どもたちの笑顔にあふれた未来の演奏会! DJみそしるとMCごはん × KAGURA

誰でも演奏できる! PCに向かってジェスチャーで操作する新時代の楽器『KAGURA』ワークショップにおじゃましました。今回はHIPHOPアーティスト『DJみそしるとMCごはん』とのコラボ! 参加した子どもたちの反応は!?

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「すべての人に演奏体験を」

ジェスチャーで誰でも音楽演奏が楽しめるソフトウェア『KAGURA』。スペインバルセロナ「Sonar +D 2016」ピッチコンテストでグランプリに輝き、2016年7月に実施したKickstarterでは約3万ドルの支援を集めるなど、注目を集めています。

コンセプトは”すべての人に演奏体験を”というもの。福岡発のスタートアップ「しくみデザイン」が開発し、現在、無料版のダウンロードが可能。2017年3月には有料版の発売を予定しています。

CAREER HACKでも2015年、代表である中村俊介さんを取材させていただきました。

福岡発、世界一に輝いた「KAGURA」誕生の裏側。中村俊介に訊くメディアアートとビジネスの現在地 https://careerhack.en-japan.com/report/detail/594


そんな『KAGURA』の新しい可能性に触れられる機会として「おとなもこども楽しめる!未来の演奏体験 by KAGURA」というワークショップにおじゃましました。

親子連れでの参加がOKで、『KAGURA』を楽しみながら触りながら、みんなで演奏してみようという会。参加されたおかあさんたちの声、子どもたちの様子と併せて交えてお届けします。

KAGURAが『DJみそしるとMCごはん』&子どもたちとコラボ!

スペースシャワーTV主催『TOKYO MUSIC ODYSSEY 2017 ~WORKSHOP+MINI TALK~』におけるプログラムのひとつとして開催された「おとなもこども楽しめる!未来の演奏体験 by KAGURA」。さっそく会場の様子から覗いてみましょう。

TOKYO MUSIC ODYSSEYとは?
"都市と音楽の未来"をテーマに、東京から発信する音楽とカルチャーの祭典です。素晴らしい音楽と文化の発信、新しい才能の発掘、人々の交流を通して、私たちの心を揺らし、人生を豊かにしてくれるアーティスト、クリエイターが輝く未来を目指します(HPより)※ダイジェスト放送…3/30(木)22:30~23:30「TOKYO MUSIC ODYSSEY 2017 SPECIAL」 → https://tokyomusicodyssey.jp/onair/


おとなもこども楽しめる!未来の演奏体験 by KAGURA

渋谷スペイン坂「TOKYO MUSIC ODYSSEY」で出現した『POP UP STUDIO』にて。

お子さん連れの方々が多く、距離も近いこともあり、和やな雰囲気でワークショップはスタート。まずは「しくみデザイン」代表である中村さんより『KAGURA』にデモンストレーションとカンタンな作り方の説明がありました。


おとなもこども楽しめる!未来の演奏体験 by KAGURA


そして今回『KAGURA』とコラボーレーションしたのがHIPHOPアーティスト『DJみそしるとMCごはん』。「おみそはん」の愛称で親しまれ、子どもたちにも大人気。使われていたのは、今回は楽曲「アスパラのベーコン巻」の音データとテイストにあった手書き風のかわいいイラストたち。


おとなもこども楽しめる!未来の演奏体験 by KAGURA


画面上のイラストをタッチすると、事前にサンプリングされた音や声がながれるという仕組み。じつは、このイラストもオリジナル。この日のために「しくみデザイン」のデザイナーさんが作成されたといいます。

『KAGURA』には「ポーン」「チーン」「キラキラキラ」など効果音に加えて、「ちゃちゃちゃ」「いえーい」「yummy!(ヤミー!)」など、『DJみそしるとMCごはん』の声がサンプリング。子どもたちも興味津々です。


おとなもこども楽しめる!未来の演奏体験 by KAGURA


まず「自分たちが画面に映る」ということがうれしいみたい。

わいわい楽しみながら「どのイラストをつかう?」「イラストを画面のどこにおこうか?」「どの音をつかう?」などなど、「つくる」というプロセスを楽しんでいました。

どんどんと子どもたちがイラストに音をあわせていき、おかあさんたちが見守るという場面も。すぐカタチにすることができていました。

ワークショップ後、中村さんにお話を伺うとこういった感想が。

これまで子どもたちと「演奏する」ということはやったことがあるのですが、「その場でつくる」というのは初めてでした。すこし説明しただけでどんどんやってくれて、すごくうれしかったです。もちろん親御さんといっしょにですが、まるまる一曲で作ってくれた子もいて。小さいお子さんでも楽しみながら音楽がつくれる、その可能性を感じることができました。


ワークショップの最後は『KAGURA』を大きなスクリーンに映し、子どもたちみんなであらためて「アスパラのベーコン巻」を演奏。笑顔のうちに幕を閉じました。

最後に、参加されたおかあさんたちにも感想を伺うことができました。

とてもカンタンにつくれたので驚きました。また、聞いたことのある曲で絵もかわいい。カラダを動かすと音がなる。ここがわかりやすかったですね。


私はパソコンが苦手なのですが、子どもにもパソコンをさわらせたことがなくて。でも、大人よりも飲み込みが早くてびっくりました。私たちが子どものころにはなかった遊びですが、イラストも手描き風でアナログな雰囲気で親しみやすかったです。


テクノロジーをより身近に感じ、そして楽しいものとして触れ合うことができた今回のワークショップ。あたり前ですが、子どもたちにとってはアナログか、テクノロジーをつかっているものかはほとんど関係がありません。あるのは直感的に楽しいかどうかだけ。『KAGURA』が大切にしているのも演奏“体験”だといいます。こういった「体験」がこれからの時代、どのようなプロダクトによって、どう生み出されていくのか。そこに携わるクリエイターたちとは―。今後も注目していきます!


文 = CAREER HACK


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