2020.02.05
タフな仕事を楽しくのりこえる!コーチングサービス『mento』木村憲仁流 ココロの健康法

タフな仕事を楽しくのりこえる!コーチングサービス『mento』木村憲仁流 ココロの健康法

「駆け出し」として働く読者も多いキャリアハック。リクルートでPdMとしてのキャリアを経て、コーチングサービス『mento』を起業した木村憲仁さん。「コーチング」をテーマに、若手社会人たちの参考になる「ココロの健康法」を伺った。

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全3本立てでお送りいたします。
[1]サイトリニューアルで社内外から100件も猛反発が! リクルートPdM時代に学んだ「現場を知る」大切さ
[2]良い上司に出会えなくても大丈夫? 自分で自分をマネジメントする方法|木村憲仁
[3]タフな仕事を楽しくにのりこえる!コーチングサービス『mento』木村憲仁流 ココロの健康法

SNSは遮断、メールは即レスしない

ーいかに仕事に集中するか、パフォーマンスをあげるか。とても大切なことだと思うのですが、木村さんがとくに若手社会人の頃に意識されていたことはありますか?

ノイズになる事は自分から遠ざけるというのは、ひとつの策ですよね。知っておいた方がいい情報っていっぱい世の中にあると思うんですけど、知っていることの弊害ってものすごくある。

たとえば、自分がいま集中したい仕事がある時はSNSは遮断する。隣の芝生が青く見えたり、自分の中に迷いや焦りが生まれたり。それが自分をドライブさせてくれる事もあるんですけど、まずは「やる」と決めたことに集中する。期間を切ってやってみて、振り返って、違うなって思ったら、別の可能性を探る。これを繰り返していくだけだと思います。

情報ってどうせ摂取しきれない。絞ってしまうのも1個の手だと思います。チャットツールも意図的に落としてました。極端な話、1日ぐらい見なくても死なない事の方が多いじゃないですか(笑)マネジメント職だとまた別かもしれないですけど若手ならアリだとおもいます。

コーチングの世界だと「成人発達理論」と言いうのがあって。リアクティブな状態と、クリエイティブもしくはプロアクティブか。カンタンにいうと主体的なのか受動的なのか。

成人の7割がリアクティブ、つまりリアクションを取っている状態だと言われています。それはSNSもそうだし、社内のコミュニケーションもそうですけど、他者の与えた刺激に反応し続けている状態なんですね。

多くの人がそうなってしまっている。自分で自分の選択や行動をコントロール出来ないという事自体が、辛いんですよね。

起業もそう。「どこどこが資金調達した」とかニュースを見ると、焦ったり、嫉妬したり。でもそれって自分に「軸」が無い証拠だと思うんです。別に本質的にはほとんどの人と競争してないはずなんですよね。ほぼ自分たちとの戦い。だからそういうものに反応している自分に気づいたらある種シグナルとして捉えて、「自分はなにを大切にしていこう」と内省できるといいのかもしれません。

【プロフィール】木村憲仁(きむらのりひと)|株式会社ウゴク代表取締役。1990年生まれ。大学卒業後、株式会社リクルートホールディングスに新卒入社。リクルートマーケティングパートナーズのUXデザイン部門にて、カーセンサーを4年半担当。2018年10月に退職して起業、人生を賭けるテーマを探す中でコーチングに出会う。2019年1月にパーソナルコーチングサービス「mento」を発表。

「自分の時間」のつくり方

ー先ほど「集中する」といった話がありました。ただ、なかなか任される仕事も多くむずかしいな…と。

新人だと色々頼まれるので自分の時間が取れないってありますよね。そして「考えなきゃ...」と思っているのが頭の片隅にある状況で別の事をやると、全部生産性は落ちます。

そんなときは、たとえば、朝早く行って、オフィスの静かな時間を活用するとか。スマホとPCはデスクに置いて、ホワイトボードに向き合い「考えている仕事」を棚卸しする。書くまでもない事も書く。そして書いたらちょっと瞑想チックにボーッと眺めてみたり。一度外部化してしまうとそんなにメモリを食わなくなるんですよ。実際にやっていたのですが、これはおすすめです。

ちょうどいいホワイトボードが壁になっているところがオフィスにあって。お気に入りのスペースだったんですよね。

・抱えているタスク
・中でも一番考え抜かなきゃいけないこと

具体的にはこういったことを書き出していました。頭の中にある情報を、書いて思考を広げ、客観的に見つめる。一日の生産性を上げるために、意図的に時間をつくるのが大切だと思います。

フィードバックをもらいにいこう

ーとくに忙しいと「いっぱいいっぱい」になり、イライラしてしまうことも…。

自分で自分のご機嫌をとる、ここは意識しているかもしれません。ただ、それって相手からもらえるものでもある。自分としては「よくやった」という仕事、アウトプットを「これ頑張ったんだけど、どう思う?」ってまわりに見せて、それで褒められにいきます(笑)

「この文章良くない?」「いい写真撮れたんだけど見て!」なんでもいいんです。すると「いいじゃん、でしょ?」みたいなコミュニケーションが生まれます。そういうコミュニケーションを臆さない。

別にシェアしなくてもいいことでも「見て見て!」と自分から働きかけると、何かしらリアクションが貰える。「よし、やっぱりいいよね」みたいな感情が湧いてきます。これってみんなハッピーだと思っているし、言われた側も言われた側で「この人これが嬉しいんだな」という理解につながります。ぜひ意識してみるといいと思います。

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編集 = 白石勝也
写真 = 長谷川純菜
取材 / 文 = 黒川安莉


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