スタートアップの祭典「Slush Tokyo2017」で見つけた、編集部が注目するプロダクトをご紹介!ハードウェアを展示しているブースを中心にお届けします。今後流行するプロダクトがココにある!?
3月29・30日に東京ビッグサイトで開催された「Slush Tokyo」。日本では3回目の開催となる「Slush」です。今年は、日産・ルノーの会長 カルロス・ゴーン氏がスピーカーとして登壇するなど注目を集め、約5000名が来場しました。
CAREER HACK編集部では、登壇者へのインタビューなど、会場を訪れて取材を行ないました。
[SlushTokyo取材記事]
・苦境でもやり抜く。大事なのは自分が納得できるかどうか。nana 文原明臣
・人工流れ星を夜空に。ALE 岡島礼奈が語る、近未来の「人と宇宙」の関係性
ピッチコンテンストを含め、約80社のスタートアップ・プロジェクトが集結。そのなかで編集部が注目した、今年ヒットするかもしれないプロダクトをご紹介します!
※TOP画像:「攻殻機動隊 S.A.C. タチコマ 1/2サイズ」(DMMブースにて)
音声UIを搭載したワイヤレスイヤフォン「APlay」シリーズです。LINEやFacebookメッセンジャー、Slackなどのメッセージを読み上げ、返信も音声入力でシームレスに。
他のアプリと連携すれば、天気の情報や電車の発車時刻なども音声のみで知ることができたり、専用アプリを使えば、スマホへの通知を読み上げてくれる機能もあります。
Slush Tokyoでは未発売モデルの「APlay PULSE」が展示されていました。従来の製品とは異なりコードレスでシンプルな形状に。
口元から離れていますが、音声をしっかりと聞き取ってくれるよう設計されています。装着時の見た目もスタイリッシュです。
Coming Soon techにて、新着情報を受け取るための登録フォームが用意されています。
https://comingsoon-tech.com/aplay-pulse-smart-wireless-ear-buds/
[公式サイト] http://www.nain.jp/
どんなものでも、クローラーを装着することでラジコンのように操作ができる「Cuboard Unit」。プロトタイプの動画は世界で60万再生されるなど、その見た目には興味を惹かれます。
動画や展示されていたものは「電動クローラー付きスケートボード(Cuboard)」として紹介されていますが、クローラー部分のキットを展開していくことが目的だそうです。
例えば、農家の方が成果物を収穫するカゴに取り付ければ、重い荷物をラクに運べたり。みかん畑など坂道かつ塗装されていない場所で自在に動くことができます。
[公式サイト] http://cuborex.com/cuboard/
MagicKnockは、机や壁などに設置することでノックとタップの強弱を検知し、コントロール信号を送信できる小型ワイヤレスデバイス。机や壁などをノックするだけでスマートデバイスを操作したり、照明などの家電をコントロールすることができます。
Bluetooth SIG主催、Bluetooth Imagine Blueアワード2017学生部門のファイナリストに選ばれるなど、世界からも注目されているプロダクトです。
ノックとタップの強弱だけで操作するのは慣れが必要ですが、MagicKnockの操作に対応するアプリケーション「MagicTV」を試してみると、そのシンプルな操作性の魅力を感じます。
[公式サイト] http://magicknock.com/
立方体ロボット「PLENCUBE(プレンキューブ)」。
カメラ、スピーカー、マイク、ディスプレイが備わっているだけでなく、フェイストラッキング、音声認識、ジェスチャー認識などのテクノロジーも採用されています。インターネット接続が可能なため、Amazon Echo (Alexa) のように家電コントロールもできます。
利用シーンは家の中にとどまらず、野外に持ち出し、アクティビティ時の自撮りやストリートパフォーマンスのライブ配信などにも活用できます。
ヒト型ロボットのように顔はありませんが、再生した音楽に合わせて上半分でリズムをとったり、声に反応して頷いたり、十分に表情を感じさせる動きをしてくれます。
[公式サイト] http://plengoer.com/
「アクトリウム」は魚の群れを任意の場所へ誘導することができる「生体群制御装置」がついた水槽。
水槽に電線が仕込まれていて、微弱な電流を流すことで魚を誘導する仕組みになっています。水族館規模の超巨大水槽にも対応しているとのこと。
将来的には、網のない養殖場をつくったり、そこで育った魚を港まで誘導したりするなど、漁業への応用も視野にいれているそうです。
生き物を傷つけない方法で害魚と呼ばれる魚を制御できるなど、活用の幅はこれから広がっていきそう。引き続き、注目してきたいと思います!
[公式サイト] https://www.aqtrium.jp/
(おわり)
文 = 大塚康平
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