2013.06.13
初めて創ったアプリ《FeedDrop》がニュースカテゴリ4位に!ウェビメモ・霙(みぞれ)氏に訊く!

初めて創ったアプリ《FeedDrop》がニュースカテゴリ4位に!ウェビメモ・霙(みぞれ)氏に訊く!

スマートフォン利用者が増加の一途をたどり、様々なアプリが日々リリースされ氾濫する現在。激戦のAppStoreニュースカテゴリで4位に入ったアプリ《FeedDrop》をプライベートプロジェクトで創った、人気ブログ『ウェビメモ』管理人に訊く、アプリデザインのポイントとは―。

激戦カテゴリで4位まで昇り詰めたリーダーアプリ《FeedDrop》を生みだしたWEBデザイナー

スマートフォン利用者が増加の一途をたどる中、様々なアプリケーションが日々リリースされストアに氾濫する現在。有名サービスや大手企業が出すアプリであっても、高評価を獲得したり、上位ランキングに食い込むのは至難の業だとされている。

そんな中、プライベートプロジェクトで生みだされたアプリが、激戦のAppStoreニュースカテゴリで一時4位まで食い込んだ。それが《FeedDrop(フィードロップ)》というはてなブックマークとRSSに特化したリーダーアプリだ。


Feeddrop


このアプリのデザインをひとりで担当したのが、人気WEB系ブログ『ウェビメモ』の管理人でもある霙(みぞれ)さん。この春から、勤める会社の勤務を週3回に減らし、企業勤めとフリーランスという異なる働き方の両立を実践しているという。

彼女がプライベートプロジェクトとして初めてデザインした《FeedDrop》はいかにして制作され、一躍人気リーダーアプリになったのか?彼女へのインタビューからそのエッセンスを探った。

一度はドロップアウトしたWEBの道

― まずWEBデザイナーとしてのキャリアを教えてください。


まだまだキャリアの浅いWEBデザイナーです(笑)もともとWEBデザインの専門学校にいったんですが、卒業当時、WEBに関してはちょっとお腹いっぱいになっちゃっててアパレル関係に就職したんです。


― 一度WEBからは離れて、また戻ってこられたんですね。そのきっかけは何だったんですか?


当時勤めていた会社で、Windowsのアプリケーションをデザインする部署に配属されたのがきっかけで、WEBデザインへの興味が再燃したんです。その後、現在勤める会社にコーダーとして入社し、いまはデザインも担当しています。


―《FeedDrop》は初めてのアプリデザインで、プライベートプロジェクトとしてはじめられたそうですね。開発の経緯は?


まず私自身iOSのアプリを一度手掛けてみたいという思いが強かったんです。そんな時にTwitterを介して知り合ったデベロッパの方から「一緒に何か作ろうよ」という話をいただいて。私はデザイン面を担当することになりました。


― どうしてニュースリーダーに目を付けたんですか?


最初はあまり深く考えず、顔文字アプリを作ろうとか言っていたんですが、どうせなら自分が長く使い続けられるようなものがいいなと思ったんです。そこで、デベロッパさんからアドバイスもいただいき、普段からよく見ているはてなブックマークとRSSリーダー機能を中心にしたアプリを開発することになりました。


― 制作期間はどれくらいなんでしょうか?


誘ってもらってから一ヶ月でリリースしました。すごくハードスケジュールでしたが勢いでやりきりました。


― フルタイムで会社勤めをしながらの開発だったわけですよね?


はい。もう死ぬかと思いました(笑)通常の勤務に加えて、受託のお仕事。そしてプライベートプロジェクトとしての初めてのアプリデザインということで、非常に苦しかったです(笑)


― とはいえ、リリースされて間もなく、激戦と言われるニュースカテゴリで4位まで昇りつめるとは!


びっくりしたと同時にホントに嬉しかったですね…でも制作していた時は「1位とるぞ!」というくらいの気合でやってたんです。ニュースカテゴリが激戦だとも知らず(笑)でも、4位になったとき上位3つは本当に大きな会社のサービスのアプリで「個人では1位だ!」と盛り上がってました。


― プロモーションが成功したんですか?


いえ、個人で発信したメディアはブログとTwitter程度です。今回ココまで多くの方にDLしていただけているのはたくさんの方にブログなどでレビューを書いてもらったり、Twitterでつぶやいてくださったおかげです…

そのブログが拡散されたりTwitterなどでのクチコミもあって本当に多くの方に知って頂けました。

アプリにも“着せ替え”を。ユーザーには気配りを。

― ダウンロード数だけでなく高い評価も目立ちます。デザイン面や機能面で意識した点はありますか?


デザイン面でこだわった点は、テーマを選択できることです。デフォルトの設定ではピンクを基調とした可愛らしい、主に女性向けのデザインなのですが、これだと使いにくい男性もいると考え、ブルーのテーマも用意し、アプリ内で選択できるようにしました。


Feeddrop_colors


もともと、テーマの“着せ替え”が好きなんですが、アプリってテーマが変えられないものが多くていつか自分でアプリをデザインするときは絶対に「着せ替え仕様にするぞ」と心に決めていて。テーマは今後増やしていく予定で、もっと充実させていきたいと思っています。

Feeddrop_modal

あと細かいところで言えば共有ボタンのモーダル部分。共有ボタンを押すとバックがストライプになるんです。

アプリでは半透明や単色のものが多いのですが、ちょっと手を加えてかわいいストライプの背景にしました。

また機能に関して言えば、RSSリーダーの未読数をあえて表示させていないこと。RSSを使う理由って、多くの情報を逃さず効率的にチェックすることではあるのですが、RSS自体をなかなかチェックできないまま “未読数”がどんどん増えていくと、ユーザーとしては萎えませんか?なので、あえて未読数を出さず、気軽にチェックできるようにしています。

もっと多くのジャンルのアプリをデザインしていきたい。

― 初めて携わったアプリが好評を博し、自信もついたのでは?


ほんの少しですかね。まだまだです。自信になったというよりは、勉強になった部分が大きかったです。改めて自分で手を動かして身につける大切さを認識しました。


― 例えばどんな点が学びになりましたか?


キャンディコットン

《キャンディコットンまちがい探し》

なにせ初めてのアプリデザインなので、どんな素材をどんな形で用意して…というところからファイルの命名規則まで、本当に基本的なことです。

また、今回の個人開発がフリーランスのお仕事にも実際に活かされてきています。先日リリースされた《キャンディコットンまちがい探し》というゲームのアプリデザインを担当させていただいたのですが、《FeedDrop》の経験があったからこそ、クライアントさんとスムーズにやりとりが出来たと思います。

そうして、いくつかアプリデザインをしてみて、フィード系やゲームだけでなく、様々なジャンルのアプリデザインを、手掛けてみたいなと思うようになりましたね。


(つづく)
▼《ウェビメモ》管理人・霙(みぞれ)氏へのインタビュー第2弾。
週3勤務で残りはフリー!?フリーランスと会社勤務を同時に実現するおいしい方法。


[取材・文・撮影] 松尾彰大


編集 = 松尾彰大


関連記事

特集記事

リモートワーク時代の戦い方

新型コロナウイルスの影響によって進むリモートワーク。とくにテック企業でいち早く導入され、日々アップデートされている。リモートワークが当たり前となるなかで、いかに働き方を変え、さらに組織として戦っていくか。各社の取り組み、工夫、リモートワークのやり方などに迫ります。

AFTER 2020

時代は平成から令和へ。そして訪れる「2020年以降」の世界。2020年からの「10年」をいかに生きていくか。より具体的に起こすべきアクションのヒントを探る連載企画です。お話を伺うのは、常に時代・社会の変化を捉え、スタートアップと共に"一歩先”を見据えて歩まれてきた投資家のみなさんや、未来を切り拓く有志者のみなさん。それぞれが抱く「これから10年間で現実的に起こり得ること」と「新しい生き方」の思索に

お問い合わせ
取材のご依頼やサイトに関する
お問い合わせはこちらから