2013年、計177本のインタビューを掲載してきたCAREER HACK。働き方や生き方を含めた広い意味でのキャリアについて、それぞれのフィールドで活躍するエンジニア・クリエイターの皆様より珠玉の言葉をいただくことができた。その中でも特にモチベーションが上がるハッカーの金言をご紹介しよう。
ビジネスの世界に限らず、たとえばアスリートでも登山家でもそうだと思いますが、一流の人というのは皆、その世界をめちゃくちゃ追求してますよね。
どうやったら上手くヒットが打てるか、どうやったら上手く山に登れるか。たぶん365日ずっと考えてて、訓練している。まさにオタクです。インターネットの世界で成功している人たちも、皆そういう面を持っている。オタク=優秀というのは、僕の考えというよりも、事実が証明していると思うんです。
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エンジニアよ、技術以外でもオタクになれ―pixiv片桐孝憲のキャリア論[1]
昔に比べて、サービスを作るハードルというのは、格段に下がってきていますよね。大人数で集まって、上流から下流へ開発工程を流していって…という時代ではなくなっている。
だからこそ、エンジニアはサービス作りにどんどんチャレンジすべきだし、どれだけそういった経験・スキルを身につけているか、ということがこれからのエンジニアに求められる素養の一つになるんじゃないかなとは思います。
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役職を捨て、プレイヤーとしての道を選んだ男
―クックパッド元・技術部長 井原正博氏の企て
決して転職を煽るつもりはありませんが、臆することなく違った世界に飛び出すのも一つの手だとは思いますね。やっぱり意識だけで自分を変えようとするのは難しいです。
一緒に働く人を変えるとか、環境そのものを変えるのも重要だと思います。もちろん、今いる環境でやるべきことをやりきっているのが前提ですけどね。
今の御時世、環境を変えやすい時代だとも言えます。転職まではいかずとも、いろいろな技術コミュニティも立ち上がっているじゃないですか。そういうところに参加することでも目線は広がると思います。
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その技術力で本当に世界が狙えるか?
―リブセンスCTO平山氏に聞く、エンジニアのキャリアの見極め方。
「プログラムはできるんですが、インフラ周りはできないから作れない」とか言うのであれば、それはもうこの仕事に向いていないと言えるかもしれません。
とにかく何でもいいので、自分が創りたいというサービスを一度創り切ってほしいですね。これができるエンジニアと、プランナーやディレクターから言われたことしか
できないエンジニアでは、実力も給与も雲泥の差になりますから。
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イノベーションを起こせないエンジニアに価値はない─
トライフォート小俣氏が語る、優秀なエンジニアの条件
ぼく自身、プログラミングで問題点にぶつかった時、ネットで解決策が見つけられないことも多かったんです。
誰かがハマった落とし穴に他の誰かがハマるのはとても非効率。だからこそ、あらゆる技術情報が最短で見つかる『Qiita』を作ろうと。
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プログラマの開発効率向上が、世界を変える。海野弘成氏が『Qiita』『Kobito』を作るワケ。
たとえ小さいチームであっても、プロダクトをゼロから育てたことのある人には、”サービス提供者の視点”がきちんと備わっている気がします。
ユーザーはどういった人で、どんなシチュエーションで使われるか。ROIは何で、KPIがどこに置かれているのか。チームの中で自然とコミュニケーションが生まれ、全員がサービスのこともプロダクトのことも、理解できる状況だからだと思います。
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エンジニアは“サービスのマネジメント”を学ぶべし―Origami 野澤貴のキャリア論[1]
▽野澤さんと同じく『ネイキッドテクノロジー』出身エンジニアの金言
堀田創さん
「できないことばかりを見ても悲観的になるだけ」
Cinnamon 平野未来さん「一度決めたことを蒸し返して、やり切る前に悩むのは意味がない」
私が重要だと思うのは、“学び方を学ぶ”ことですね。学び方もハックしていく、ということ。
たとえばプログラミング言語を学ぶというと、定番的には参考書を見ながらプログラムを組んでみて、「あー動かないなー」なんて言いながらやっていくわけです。そういう学び方は誰にでもできるし、大学でも教えてくれます。でも、ソースコードをどう読むかとか、どうデバッグするか、どうテストするか、といったことは学校では教えてくれません。
教科書にないことをどう学びとるか。そこで成長度合いに大きな差が出るんです。
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誰にでも実践できる、ハッカーになるための具体的方法―
《楽天》技術理事 吉岡弘隆氏からの提言。
もちろん業務を通じて学んだことも多くありますが、もっと大きかったのは、一個人としてソフトウェアを開発し、アウトプットし続けたことだと思います。
何かをいじったら自己満足して終わらせるのではなく、成果をブログやGitHubなどで公開してフィードバックをもらいながら、ブラッシュアップを積み重ねることで効率的にスキルアップ出来ています。
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転職、フリー、起業…いつでも飛びこめる準備を―
元Twitter技術アドバイザー山本裕介氏のキャリア論
特に優秀なエンジニアであるほど、割を食っているという事実。効率を上げるために存在するのがエンジニアなのに、自分自身にそれを求めることができない。仮に求めてしまうと、会社から評価されなくなってしまう。人月商売なんて、エンジニアを馬鹿にしているんですよ。
一生の仕事にするために技術を高めていけないプログラマであれば、淘汰されてもいい。
この業界で働くプログラマは、優秀じゃないと務まらないと思われたいですし、そういう世界にしていきたいと思っています。
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プログラマは職人、力なければ淘汰されて然るべき―
ソニックガーデン倉貫氏が問う、プログラマの覚悟。
編集 = CAREER HACK
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