2019.12.27
【43名】ぼくらが、2019年に衝撃・感銘を受けた一冊|中編

【43名】ぼくらが、2019年に衝撃・感銘を受けた一冊|中編

2019年キャリアハックに登場くださった43名に「2019年に衝撃・感銘を受けた一冊」を伺いました。年末年始の読書にオススメ!2020年に向けてエネルギーがもらえる本ばかり。お見逃しなく!

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[本をご紹介してくださった方々]

※人名の50音順に掲載。回答者は敬称略とする。
※前編、中編、後編の3本立てでお届けします!

▼前編はこちら
食べチョク 秋元里奈
イチナナキログラム 秋山洋晃
企画でメシを食っていく 阿部広太郎
OYO LIFE 伊藤友也
YOUTRUST 岩崎由夏
CAMPFIRE 大橋桃太郎
大湯俊介
アーティスト オリタケイ
PATRA 海鋒健太
MESON 梶谷健人
メルカリ 樫田光
LINE 嘉島唯
yutori 片石貴展
中学生社長 加藤路瑛

▼中編
キャディ 加藤勇志郎
bitFlyer Blockchain 加納裕三
OYO LIFE 菊川航希
mento 木村憲仁
無人コンビニ600 久保渓
クックパッド 倉光美和
フォトグラファー クロカワリュート
KOS 小島香澄
ビジネス図解研究所 近藤哲朗
GoodMorning 酒向萌実
Takram 佐々木康祐
ブルーパドル 佐藤ねじ
コルク 佐渡島庸平
ANRI 佐俣アンリ
シモダテツヤ

▼後編はこちら
BASE 神宮司誠仁
SmartHR たけべともこ
Mr.CHEESECAKE 田村浩二
Drone Fund 千葉功太郎
b-monster 塚田眞琴
b-monster 塚田美樹
STRIVE 根岸奈津美
みんなのマーケット 浜野勇介
クラウドポート 日比谷すみれ
ビービット 藤井保文
quantum 文園太郎
ピースオブケイク 松下由季
カンカク 松本龍祐
メルペイ 山本久智

キャディ 加藤勇志郎

日本のものづくりを支えた ファナックとインテルの戦略~「工作機械産業」50年の革新史~ (光文社新書)

日本のものづくりといえば自動車を真っ先に思い浮かべると思いますが、実は最も長く(27年以上)世界一の座にいたのは機械を作るための機械、「マザーマシン」と言われる工作機械の分野です。それが世界一であり続けられた理由が書かれています。特に興味深いのは、産業としてNC装置(機械の脳みそ)と工作機械本体(機械の身体・筋肉)が別々に発展したために脳みそ側が汎用化して強くなっていった日本と、NC装置を含めた工作機械を工作機械メーカーが作っていったために個社最適が進んでしまったアメリカとで、最終的には産業全体の発展に大きな違いをもたらしてしまったことです。ベンチャー企業にとって、自社・自業界の20-30年後を考えたときに、産業最適を取るにはどういう選択肢がありうるのかを考えさせられる、非常に示唆に富んだ書籍だと思います。

加藤勇志郎 @yushirodesu1
キャディ株式会社 代表取締役。1991年生まれ、東京出身。東京大学経済学部卒業後、2014年に外資系コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。2016年にマネージャーに昇進。日本・中国・アメリカ・オランダなどグローバルで、製造業メーカーを多方面から支援するプロジェクトをリード。特に、大手メーカーに対して購買・調達改革をサポートした他、IoT/Industry4.0領域を立ち上げ時から牽引。2017年11月にキャディ株式会社を創業。モノづくり産業の本来持つ可能性を解放することをミッションに、テクノロジーによる製造業の改革を目指す。

▼加藤勇志郎さんの過去記事はこちら!
元マッキンゼーの28歳が挑む、製造業界の「負」の解決|キャディ(CADDi)

bitFlyer Blockchain 加納裕三

FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

創業以来、当社の行動規範はPEN「Passion、Execution、Number」です。社員には何かを議論する際、可能な限り事実(Fact)に基づき定量化することを求めています。

本書は10の認知バイアスを紹介しています。人間の本能がどのように事実認識を歪ませるかを解説し、本能に惑わらされず現状を正しく理解するために数字に基づく事実確認の重要性を示しています。

間違った事実を元にした結論は間違っており、主観的な意思決定手法は経営に致命的な影響を与えます。

私は世界60カ国以上を訪れました。この目と耳で世界中の人々の生活に触れ、事実を確認することは認知バイアスを軽減するために大いに役立ちました。そして、私は「レベル1」の世界に住む人々の苦難をテクノロジーで解決したいと考えています。

この本を通して「Fact」に基づく意見表明や意思決定の重要性が理解されることを期待しています。

加納裕三 @YuzoKano
bitFlyer共同創業者、bitFlyer Blockchain代表取締役。東京大学大学院工学系研究科修了。ゴールドマン・サックス証券会社等を経て、2014年1月に株式会社bitFlyerを共同創業。日本ブロックチェーン協会代表理事、ISO / TC307国内審議委員会委員、官民データ活用推進基本計画実行委員会委員。

▼加納裕三さんの過去記事はこちら!
ブロックチェーンの社会実装は、すでに不可逆|bitFlyer Blockchain 加納裕三

OYO LIFE 菊川航希

キングダム 1 (ヤングジャンプコミックス)

人生で漫画を買ったことがなかった私が、唯一買い続けている漫画です。あらすじとして、史に名の残る大将軍を目指す信と、中華統一を目指す若き王・嬴政を中心に中国の春秋戦国時代を描いたものです。ストーリーとして面白いことは勿論、今や、「一番売れてるビジネス書」として本屋さんに並んでいるほど、”ビジネス”に関するエッセンスが詰まっています。多くの起業家・経営者の方も好きな漫画の1つですが、私自身も社内や投資先で今年よく引用したり社員にオススメしたので、2019年の1冊に選ばせて頂きました。

菊川航希(きくかわこうき)@kikukawakk
1989年生まれ、東京大学工学部卒。在学中に2社の創業に関わった後、外資系戦略コンサルティング会社 A.T. カーニーに入社。東京オフィスを中心に、サンフランシスコやシンガポール、パリオフィスのプロジェクトに従事。その後、シリコンバレーを中心にスタートアップの事業支援や投資に携わり、2018年9月よりOYOに日本人第1号社員として参画。「スマホ完結」「初期費用無料」「家具家電付き」アパートメント事業を行うOYO LIFEの事業開発責任者を務める。

▼菊川航希さんの過去記事はこちら!
インド発「OYO」で、日本人の第一号社員になった男

mento 木村憲仁

1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え

GoogleやAppleをはじめとするシリコンバレーの巨大企業をコーチ・メンターとして育てたレジェンド・ビル・キャンベルが残した経営哲学をまとめた本です。生前にビルが残した足跡を彼に育てられた人たちにインタビューし彼の思想やプラクティスを中心に据えつつ、裏付けとなる関連研究を引用しながら、成功する組織・マネージャーとは?という問いに答えてくれます。ビル自身もまたテックカンパニーで経営者として成功した経験を持ち、関わりとしても一般的なコーチング/コーチというよりも経験に基づく助言を行なうメンターのような役割を果たしていたように思いますが、個人の持つ可能性や信頼関係が組織に与える影響を心から信じ、諦めずに正面から向き合い続ける姿には、まさに人を育てる「コーチとしてのあり方」を教えられました。創造性に富み、成果を上げる組織づくりを目指すリーダーにとって必読書だと思います。

木村憲仁(きむらのりひと)@norikmr
株式会社ウゴク代表取締役。学生時代は創業間もないアカツキでのインターンや起業などの経験を経て、2014年新卒でリクルートへ入社。カーセンサーの消費者向けプロダクト部門にてPdM責任者を4年務める。2018年に同社を退職し株式会社ウゴクを創業。誰もが気軽にコーチをつけ自己成長に取り組める社会を目指し、パーソナル・コーチングサービスmento[メント]を通じて、個人・法人向けにプロフェッショナルコーチの紹介事業を行なっている。

▼木村憲仁さんの過去記事はこちら!
木村憲仁がコーチングサービス『mento』を2週間で生み出すまで。300名が即申込み!

無人コンビニ600 久保渓

ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)

ローマは組織やリーダーのあり方の一つの例として学ぶべき点が多く、このシリーズはそれを小説のような感覚で読むことができます。

例えば、ローマという国家は寡頭制を軸しながらも敗者に対してフェアであったり、国家に対する利害を優先する市民が多く存在していたり、すべて機能的に組織のあり方として整合性が取れる仕組みになっていていたそうです。また、何度も後退しては前進する国家の営みや多民族に対して受け入れる力の強さは経営者としても一人の人間としても感銘を受けます。ローマにしても歴史上偉大な人物にしても、一朝一夕で物事を成したわけではなく、様々な危機や悩みや停滞や迷走に直面しながらそれを乗り越えていている史実は、リーダーとして大変勇気づけられます。

中でも、ユリウス・カエサルの「極めて絶望的な状況においても楽観的で機嫌の良さを失わなかった」リーダーとしての資質に対してとても惹かれ、僕もそうありたいと強く感じました。

久保渓 @keikubo
600株式会社 代表取締役。1985年、長崎市生まれ。高校卒業後、米国Carleton Collegeを政治科学とコンピューター科学のダブルメジャーで卒業。2010年サンフランシスコでfluxflex, inc.(フラックスフレックス)を創業。2013年にウェブペイを創業し、クレジットカード決済サービス「WebPay」をリリース。2015年にLINEの傘下となり、LINE Payの立ち上げに参画。2017年5月、LINE Payが国内3000万ユーザーを突破したのを区切りとして退職。同年6月に600を創業し、無人コンビニ「600」を提供している。

▼久保渓さんの過去記事はこちら!
「無人コンビニ」はブルーオーシャン。連続起業家 久保渓、10兆円市場へのさらなる挑戦
4社を起業した連続起業家が、ニガテをカバーするためにやったこと

クックパッド 倉光美和

ちょっとだけまいご

「おっ おー!」

これは、はじめて娘が声を上げて喜んだ絵本。わたしもクリス・ホートンさんの色面を活かしたイラストと、ブルーの効いた色使いが大好きです。

2019年前半は育休を取得していたため「休業中に、絵本を100冊を読み聞かせするぞ」という謎のミッションを己に課し、足繁く図書館に通っていました。赤ちゃんは文字を読めません、図形や色や触感を感じてえほんの世界を理解します。デザインがきれいなもの、仕掛けがあるもの…たくさんの絵本と触れ合い、理屈ではなく直感的に「楽しい」と思えるものを大事にしたいと改めて気づかされた期間でした。

倉光美和 @transitkix
クックパッド株式会社・デザイン戦略部部長・デザイナー。家庭用ゲーム業界でのUIデザイン/ビジュアルデザインを経て、 2015年クックパッドに入社。サービスの成長に必要なデザインを広くいろいろやります。日常がちょっと楽しくなるようなデザインが好きです。人間中心設計専門家。

▼倉光美和さんの過去記事はこちら!
「わからない」と言う、勇気を持とう。クックパッド 倉光美和の新人時代

フォトグラファー クロカワリュート

ここは今から倫理です。 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

人生においてとても大事な、心のあり方が詰まった漫画です。SNSでは特にですが、世の中の事象を善悪の2択で裁きがちな昨今において、この漫画の人間臭さや善とはなにか、人のあり方とはなにかという話はとても湿っぽく、白黒でなくグレーな部分をそのまま受け止め説いていく姿勢に僕は何度も救われる思いになりました。

...なんていうと堅苦しい漫画に思えますが、エンターテイメントとして読んでもとても楽しいと僕は思います。「倫理は人の心に触れ自分の心に触れてもらう授業です」この漫画の主人公、倫理の授業を行う高柳先生の言葉です。興味が湧いたらぜひ。

クロカワリュート @ryuto_kurokawa
フリーランスのフォトグラファー。広告、ファッション、アーティストを中心に撮影。ディレクターやプロデューサーを経て2019年6月に独立。撮影だけにとどまらず、企画提案やコンテ制作、アートディレクションなども行うマルチな側面も持つ。無類のスニーカー好き。

▼クロカワリュートさんの過去記事はこちら!
「ポップな作風」で挑む。知名度ゼロから、写真家 クロカワリュートがとった作戦

KOS 小島香澄

人生の勝算 (NewsPicks Book) (幻冬舎文庫)

絆や努力、人生のコンパスを持つことの大切さを教えてくれる本なのですが、どちらかというと私は自分のモチベーションを上げたいときに何度か読み返しています。元々は、同じく前田さんの著書『メモの魔力』を先に読んでいて、その上で過去に執筆された本も読んでみたいと思いこの本を手に取りました。文中には、前田さんの幼少期〜今に至るまでのエピソードが散りばめられており、決して良いとは言えないご自身の生まれの環境をはじめ、どんな逆境でも努力で乗り越えられるということを体現されています。「果たして自分はここまでの熱量を持って、やりたいことに向き合っているだろうか、努力しているだろうか…?」と考えるきっかけになりますし、読み終わった時にはもっと頑張ろうと思えるモチベーションの上がる本です。スラスラと読めるので、普段あまり本を読まない人でも手に取りやすいと思います。

小島香澄 @_mi_su_ka_
株式会社KOS デザイナー。1993年生まれ、神奈川県出身。中央大学卒業後、ハウスメーカーにて営業職に就く。当時の上司にお客様にお渡しするプレゼン資料のデザインを褒められたことがきっかけでデザイナー職への興味が高まり、半年間スクールに通ったのち、2018年9月にWeb制作会社へデザイナーとして転職。転職前後を通じて学習の記録や将来携わりたい仕事をSNSで発信していたところ、モテクリエイター ゆうこす(菅本裕子)の目に留まり、2019年4月に株式会社KOSへ転職。現在はゆうこすの手がけるサービスやプロダクトまわりのデザインを担当している。

▼小島香澄さんの過去記事はこちら!
ゆうこすにSNSで直談判! ただのファンだった彼女が、デザイナーとして採用されるまで

ビジネス図解研究所 近藤哲朗

会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語

400年前以上も前に、なぜ会社は生まれ、なぜいまのかたちに変化してきたのか?そしていま何が大事なのか?を、歴史的にひもといて、壮大なストーリーで解説してくれる本書。もしかしたらタイトルに会計という言葉があるために手にとらない人もいるかもしれませんが、これは会計の本、という括りでとどめるにはもったいなさすぎる本です。「会社」とは何か、会社の「お金」は何か、を教えてくれます。そして物語は最終的に「価値」の話にいきつきます。自分のための会計から、他人のための会計へ、他人のための会計から、社会のための会計へ。ESGやSDGsなどソーシャルなお金の動きが世界的に増えてきたいま、あらためて、社会の中で会社はどう成り立ってきたのか、を考えることが、未来の会社のあり方を考えることにもつながると思います。おすすめです。

近藤哲朗 @tetsurokondoh
株式会社そろそろ代表取締役。ビジネス図解研究所主宰。千葉大学大学院工学研究科修了後、面白法人カヤックに入社。2014年、面白法人カヤックで出会ったメンバーと株式会社そろそろを創業。ビジネスモデルを図解するシリーズを発表したところ、8社の出版依頼を受けるなど大きな話題を集め、2018年9月に書籍「ビジネスモデル2.0図鑑」をKADOKAWAより発売。Amazonカテゴリ1位、7万部を超えるベストセラーに。現在は「ビジネス図解研究所」を主宰し、「ビジネス×図解の追求」をコンセプトに、書籍制作を行いながら、企業向けにビジネス図解のコンサルティングや講演を行う。

▼近藤哲朗さんの過去記事はこちら!
面白法人カヤックで尖れなかった。『ビジネスモデル図解』作者の新人時代

GoodMorning 酒向萌実

女性のいない民主主義 (岩波新書)

『女性のいない民主主義』は、日本の政治を「女性の代表が少なすぎる現状は民主主義と言えるのか?」という視点から紐解いた本です。日本の女性の政治参加度の低さは世界最低水準であり、12月17日に発表された「ジェンダーギャップ指数」の政治分野では、153か国中144位と、ワースト10に入っています。政治においても、企業の管理職においても、女性の割合が少ないことは以前より問題視されてきていますが、「人数が少ないこと」が実際にどのような弊害を生んでいるのか、ジェンダーバランスに偏りがあることの何が問題なのか、ということを具体的に知ることができました。「『男女平等な社会であるべき』という前提に立っているのであれば、人数の比率にこだわる必要はないのではないか」と思っている人に、ぜひ読んでみてもらいたいです。

酒向萌実(さこうもみ)@SAKOMOMI
株式会社GoodMorning 代表取締役。1994年2月生まれ、東京出身。ICU卒。2017年1月より株式会社CAMPFIREに参画。ソーシャルグッド特化型クラウドファンディング"GoodMorning"立ち上げメンバーとしてプロジェクトサポートに従事、担当した代表的な事例として、スタディクーポン、日本初の裁判費用クラウドファンディングなど。事業責任者を経て、2019年4月に事業を分社化、株式会社GoodMorning代表に就任。一人ひとりが連帯し合える社会を目指し、クラウドファンディングを活用した社会課題解決や認知拡大などに取り組む。

▼酒向萌実さんの過去記事はこちら!
社会の夜明けへ踏み出す旅を、今日も、明日も、仲間たちと。GoodMorning 酒向萌実

Takram 佐々木康祐

大いなる不満 (新潮クレスト・ブックス)

アメリカ文学界の若き鬼才、セス・フリードの短編集。「フロスト・マウンテン・ピクニックの虐殺」では毎年死者がたくさん出てしまうのになぜか中止されないピクニック、「包囲戦」では戦争で長い間包囲されている街で起きる不思議な心境の変化、「微小生物」では架空の微生物”ケッセル”という、寿命が一億分の四秒の生物を描写...。SFや寓話的な要素を持つ11個の短編からは、舞台設定が奇想天外でありながらも、現代社会や現代人への風刺を読み解くことができます。そしてその風刺の提示の方法は説教臭くも悲壮感もなく、むしろ著者の卓越したクリエイティビティを感じ取ることができます。「これ書いた人、天才...」と感嘆しながら頁をめくりました。

佐々木康裕(ささきやすひろ)@yasuhirosasaki
Takram ディレクター・ビジネスデザイナー。クリエイティブとビジネスを越境するビジネスデザイナー。デザイン思考のみならず、認知心理学や、システム思考を組み合わせた領域横断的なアプローチを展開。エクスペリエンス起点のクリエイティブ戦略、事業コンセプト立案を得意とする。D2C含むリテール、家電、自動車、食品、医療など幅広い業界でコンサルティングプロジェクトを手がける。2019年3月、ビジネス×カルチャーのメディア「Lobsterr」をローンチ。

▼佐々木康裕さんの過去記事はこちら!
Takram佐々木康裕に学ぶ、入門書からはじめる哲学のススメ|「100年前の哲学書に、今に通じる知性がある」

ブルーパドル 佐藤ねじ

一流の人はなぜ風邪をひかないのか?――MBA医師が教える本当に正しい予防と対策33

いろいろ思考的に深まったり、いい本は一番ありましたが、もっとも今年の自分の行動を変えたのは、この本かもしれません。いわゆる、風邪対策の本なんですが、わりと風邪予防の意識って甘かったなと読んで気づきました。これを読んでから、電車の中のマスクは当然、1日のうちに、定期的にうがい(グチュグチュぺを2回、そのあとガラガラぺを2回)をして、手洗いもしっかりするようになりました。おかげで、今年の後半は体調を崩す回数が減って、よりパフォーマンスを上げることができました。こういう当たり前の部分のアップデートってすごく楽しくて、どんどん改良していきたいです。

佐藤ねじ @sato_nezi
ブルーパドル/プランナー・アートディレクター 1982年生まれ。プランナー/アートディレクター。Blue Puddle Inc.代表。小さくてもいいから新しい「0→0.1」の発見があるコンテンツを大量につくることが目的。デジタルとアナログを混ぜた企画が得意。「不思議な宿」「アナログデジタルボドゲ」「CODE COFFEE」「変なWEBメディア」「小1起業家」「5歳児が値段を決める美術館」「Kocri」「貞子3D2」など。著書に『超ノート術』(日経BP社)。

▼佐藤ねじさんの過去記事はこちら!
佐藤ねじの社会人1年目の記録|毎週書いた「じぶん通信簿」

コルク 佐渡島庸平

insight(インサイト)――いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力

「プロフェッショナルとは?」

この問いを、5年前にNHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』にでた時に聞かれた。

あなたは、この問いにどう答えるだろうか。

「プロフェッショナルだと自分を感じられないような人間こそが、逆説的にプロフェッショナルなのではないだろうかーー。」

と、当時の僕は答えた。

「無知の知」という言葉が、僕の心の中にはあった。自分がわかっていると思うと、インプットが止まる。ネットの中での編集はまだ素人だ、それくらいの気持ちで僕は仕事をしていた。その後、僕は定期的に同じ問いを自問自答していた。そして、その都度、同じ答えにたどり着いていた。

しかし、最近、考えが変わった。同じように問われたら、今の僕はこう答える。

「汝自身を知れ。自分自身を理解できない存在だと考え、理解しようと努め続けている人こそがプロフェッショナルだ」

「無知の知」の対象が社会や知識だけでなく、自分にも向けることができてこそ、プロフェッショナルではないか。

このような思考の変化は、『insight(インサイト)』を読んだのがきっかけだった。「無知の知」は「汝自身を知る」ための手段であって、目的でない。(続く

佐渡島庸平 @sadycork
株式会社コルク 代表取締役。2002年講談社入社。週刊モーニング編集部にて、『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)などの編集を担当する。2012年講談社退社後、クリエイターのエージェント会社、コルクを創業。著名作家陣とエージェント契約を結び、作品編集、著作権管理、ファンコミュニティ形成・運営などを行う。従来の出版流通の形の先にあるインターネット時代のエンターテイメントのモデル構築を目指している。

▼佐渡島庸平さんの過去記事はこちら!
佐渡島庸平が選ぶ、新人編集者に捧ぐ5冊|ヒットを生み出せ。
「コルクラボ編集専科 2019」講義レポート一覧

ANRI 佐俣アンリ

世界「倒産」図鑑 波乱万丈25社でわかる失敗の理由

グーグルやアマゾン、フェイスブックに留まらず、世界中のうまく言ったストーリーが語られる中、「うまくいかなかった話」を「客観的に」まとめた話は価値が上がっていると感じています。今絶好調の人、うまくいっていない人、自分がどうなっているかわからない人も、抽出された「うまくいかなかった話」を網羅的に見ることで新しく見えるものがあるのではないでしょうか。 

佐俣アンリ @Anrit
ANRI 代表パートナー。1984年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後リクルートに入社、EastVenturesを経て2012年にANRIを設立。独立系ベンチャーキャピタルとしてインターネット・ディープテック領域120社に投資実行。シードファンドとして日本最大規模となる300億円のファンドを運営中。主な投資支援先としてRaksul、hey、UUUM、Mirrativ、SmartDrive、CrowdWorks、mamariがある。

▼佐俣アンリさんの過去記事はこちら!
佐俣アンリが考える、2020年以降の「大企業とスタートアップ」二項対立を壊せ!

シモダテツヤ

グヤバノ・ホリデー

輸入食品店で見つけたグヤバノジュースにハマるも、ジュースの入荷が打ち切られたためグヤバノの本場であるフィリピンまで足を運んでグヤバノを探すエッセイ漫画。フリーハンドで緻密に書き込まれた背景を見ているのも楽しいし、その背景に対して落書きのようなヌケたデザインの登場人物が乗っかってるのも楽しいです。著者であるpanpanya先生の独特な感性によって描かれる世界観は微熱のときに見る夢に似ていて、懐かしさとカオスが感じられて頭がぼーっとしてきます。他の著書もそうですが、この作品を読んでいると天才による圧倒的なセンスでブン殴られ続ける気持ちよさがあります。もっと殴って!

シモダ テツヤ @shimoda4md
2005年にWEBメディア「オモコロ」、2010年に株式会社バーグハンバーグバーグを立ち上げ代表取締役を務める。2019年に代表取締役を退任。現在はタイの山奥に移住し、象と牛の違いについて研究中。象にはツノがないことに最近気づく。

▼シモダ テツヤさんの過去記事はこちら!
ありがとう、バーグハンバーグバーグ。シモダテツヤが「笑い」と歩んだ14年間


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食べチョク 秋元里奈
イチナナキログラム 秋山洋晃
企画でメシを食っていく 阿部広太郎
OYO LIFE 伊藤友也
YOUTRUST 岩崎由夏
CAMPFIRE 大橋桃太郎
大湯俊介
アーティスト オリタケイ
PATRA 海鋒健太
MESON 梶谷健人
メルカリ 樫田光
LINE 嘉島唯
yutori 片石貴展
中学生社長 加藤路瑛

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BASE 神宮司誠仁
SmartHR たけべともこ
Mr.CHEESECAKE 田村浩二
Drone Fund 千葉功太郎
b-monster 塚田眞琴
b-monster 塚田美樹
STRIVE 根岸奈津美
みんなのマーケット 浜野勇介
クラウドポート 日比谷すみれ
ビービット 藤井保文
quantum 文園太郎
ピースオブケイク 松下由季
カンカク 松本龍祐
メルペイ 山本久智


取材 = CAREER HACK


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