2019年キャリアハックに登場くださった43名に「2019年に衝撃・感銘を受けた一冊」を伺いました。年末年始の読書にオススメ!2020年に向けてエネルギーがもらえる本ばかり。お見逃しなく!
[本をご紹介してくださった方々]
※人名の50音順に掲載。回答者は敬称略とする。
※前編、中編、後編の3本立てでお届けします!
▼前編
食べチョク 秋元里奈
イチナナキログラム 秋山洋晃
企画でメシを食っていく 阿部広太郎
OYO LIFE 伊藤友也
YOUTRUST 岩崎由夏
CAMPFIRE 大橋桃太郎
大湯俊介
アーティスト オリタケイ
PATRA 海鋒健太
MESON 梶谷健人
メルカリ 樫田光
LINE 嘉島唯
yutori 片石貴展
中学生社長 加藤路瑛
▼中編はこちら
キャディ 加藤勇志郎
bitFlyer Blockchain 加納裕三
OYO LIFE 菊川航希
mento 木村憲仁
無人コンビニ600 久保渓
クックパッド 倉光美和
フォトグラファー クロカワリュート
KOS 小島香澄
ビジネス図解研究所 近藤哲朗
GoodMorning 酒向萌実
Takram 佐々木康祐
ブルーパドル 佐藤ねじ
コルク 佐渡島庸平
ANRI 佐俣アンリ
シモダテツヤ
▼後編はこちら
BASE 神宮司誠仁
SmartHR たけべともこ
Mr.CHEESECAKE 田村浩二
Drone Fund 千葉功太郎
b-monster 塚田眞琴
b-monster 塚田美樹
STRIVE 根岸奈津美
みんなのマーケット 浜野勇介
クラウドポート 日比谷すみれ
ビービット 藤井保文
クオンタム 文園太郎
ピースオブケイク 松下由季
カンカク 松本龍祐
メルペイ 山本久智
相手には相手のナラティブ(解釈の枠組み)があるが、自覚的でない。ナラティブのズレによる「わかりあえなさ」を、対話を通じていかに解決するか、企業における具体的な事例などを交えて書かれている本です。会社内の組織に限らず、外部パートナーや株主などとの関係構築にも通ずる示唆があり、定期的に読み返したいと思いました。多くの人を巻き込んで仕事を進めていく方におすすめの一冊です。
秋元里奈 @aki_rina
株式会社ビビッドガーデン 代表取締役社長。神奈川県相模原市の農家に生まれる。慶應義塾大学理工学部を卒業後、DeNA へ入社。web サービスのディレクター、営業チームリーダー、新規事業の立ち上げを経験した後、スマートフォンアプリの宣伝プロデューサーに就任。農業分野の課題に直面し、2016 年11 月に株式会社ビビッドガーデンを創業。2017年8月にこだわり生産者の集うオンライン・マルシェ「食べチョク」、2018年11月に飲食店向けの仕入れサービス「食べチョクPro」をリリース。小規模の生産者でも簡単に消費者・飲食店と繋がれるプラットフォームとして、全国から650軒以上のこだわり生産者が参画。2019年には、世界を変える30歳未満30人の日本人の表彰する「30 UNDER 30 JAPAN」に選出。
▼秋元里奈さんの過去記事はこちら!
食べチョク 秋元里奈が「農業変革」に注ぐ情熱。365日オリジナルTシャツで宣伝しまくる!
アイデア作成には心の技術があり、五つの段階を経過してはたらきます。第一の段階では資料を収集します。集めてこなくてはならない資料は二種類存在し、製品と販売者が売りたいと想定する人々についての資料である「特殊資料」と、人生とこの世の種々様々な出来事についての「一般的資料」の二種類があります。これら資料によってそれぞれ得られる「特殊知識」と「一般的知識」との新しい組み合わせによってアイデアは生まれます。第二の段階では集めてきたこれらの資料を咀嚼します。第三の段階ではこれらの問題を心の外に放り出し、意識の外で脳が組み合わせの仕事を自分でやるのに任せます。第四の段階ではアイデアが実際に誕生します。第五の段階では現実の有用性に合致させるために最終的にアイデアを具体化し、展開させていきます。この一連のステップを経ることで新しいアイデアは作られます。新しい事業のアイデアを検討中の方にオススメの一冊です。
秋山洋晃 @akky0429
株式会社イチナナキログラム取締役COO。大学在学中に音楽イベントビジネスで起業。2014年3月早稲田大学法学部を卒業。2014年4月グリー株式会社に入社。マーケティング部に在籍後、2014年9月に株式会社Tonight(グリー100%子会社)へ出向し、同社のサービス運営及びM&Aを担当。2018年2月株式会社イチナナキログラム取締役COO就任。
▼秋山洋晃さんの過去記事はこちら!
『17kg(イチナナキログラム)』60人全員が平成生まれ|COO 秋山洋晃が掲げる“持たない経営”
COOは「How」のプロであれ|イチナナキログラム・秋山洋晃のCOO論
平成世代の心を射止める、イチナナキログラムの採用戦略
「ふまれても、ふまれても、立ちあがる心を忘れないでください」
いまこの記事を読んでいる、キャリアハックの読者のあなたは、前に進んでいる、もしくは進もうとしている人だと思います。今、明確な目標がある人もいれば、それを探している人もいて、そのどちらだとしても、前を向いている。でも時には、力が出なくてへこたれそうな時もありますよね。2020年、新たな一年に向けて、勇気に火をつけてくれる漫画「囚人リク」をお薦めします。無実の罪で、最果ての監獄に送られた主人公のリク。真っ直ぐさだけが取り柄。言葉と行動で仲間を見つけ、仲間を信じ、ともに脱獄を試みる。
「逃げて今日を後悔する奴に、信じられる明日がくるもんか」
その結末は…
冒頭のセリフも漫画の中の言葉です。僕は、一心不乱に読み、力がみなぎりました。さあ、ぜひ、リクと出会ってください。
阿部広太郎 @KotaroA
「企画でメシを食っていく」主宰。コピーライター&作詞家。コピーライターとして培ってきた言葉の力を味方につけてコンテンツ開発を行なう。思いに寄り添いながら導く温度のある作詞に定評がある。本が好き。『囚人リク』の他にお薦めしたいのは…『思わず考えちゃう』(ヨシタケシンスケ)、『ナナメの夕暮れ』(若林 正恭)、『農業新時代』(川内イオ)、『祝婚歌』(谷川俊太郎)、『宮本から君へ』(新井英樹)、『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』(kemio)、『言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか』(塙宣之)、『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』(ほぼ日刊イトイ新聞)、『読みたいことを、書けばいい。』(田中泰延)、『バンド』(クリープハイプ、木村 俊介)。全十冊、読んだ人はDMください。お茶しましょう。
▼阿部広太郎さんの過去記事はこちら!
「企画でメシを食っていく 2019」講義レポート一覧
大阪の家具屋TRUCKが、お店を移転したときの話しです。このストーリーを通じて、TRUCKのモノづくりの哲学に触れることができます。彼らのモノづくりへのこだわりと、それを実現する情熱に感銘を受けました。何のために働くのか、何のために時間を使うのかという意義を見つめ直すきっかけになる一冊です。大阪にあるお店に足を運んでみても、とても楽しいと思います。
伊藤友也 @tomoyaito0616
株式会社すむたす 取締役、OYO TECHNOLOGY & HOSPITALITY JAPAN株式会社 Senior Product Manager、1988年生まれ、神奈川県出身。2012年に株式会社リクルート(現リクルートホールディングス)に新卒入社。総合住宅メディアSUUMOで、Webアプリケーションやネイティブアプリの企画開発、プロダクトマネジメントに従事。2018年に株式会社すむたすを共同創業、2019年にOYO TECHNOLOGY & HOSPITALITY JAPANに日本人第1号のプロダクトマネージャーとして参画。
▼伊藤友也さんの過去記事はこちら!
ビジネスサイドと連携とれてる?新米PMがハマりやすい落とし穴|OYO LIFE 伊藤友也
WORK DESIGN(ワークデザイン):行動経済学でジェンダー格差を克服する
ジェンダーをはじめとしたマイノリティを含む組織における無用なバイアスを仕組みで排除するため、行動経済学をベースに、すぐに使える組織の作り方を指南している素晴らしい本です。
例えば、3割閾値というのがあるそうで、10名のチームに女性が1名しかいないときにその女性(例えばAさんとする)が意見すると「女性だから面倒な意見を言うんだ」と見られますが、3名以上になると「Aさんの意見だね」とジェンダー関係なく個人の意見として評価されるようになるそうです(なので、例えば100人のうち20人が女性で、グループを10組作る場合、女2:男8で10組作るのは悪手で、5:5で作って残りは男性のみのグループ、という作り方のほうが実はバイアスが排除され機会均等になる、という一節があり目から鱗でした)。ジェンダーバイアスのみならず国籍や所属、その他のマイノリティを含むすべての人に関わる組織論の本なので、最高のアウトプットを出せる組織を作りたい人は必読です!
岩崎由夏(いわさきゆか)@yuccaaaa
株式会社YOUTRUST代表取締役。大阪大学理学部を卒業後、2012年に株式会社ディー・エヌ・エーに新卒入社。1年目より新卒採用、中途採用、経営管理を経験。その後、株式会社ペロリに出向し経営企画を担当。2017年12月に株式会社YOUTRUSTを設立。「信頼される人が報われる転職市場に」をミッションに掲げる。同社は2019年1月、総額数千万円の資金調達および株式会社HERPとの業務提携を発表。
▼岩崎由夏さんの過去記事はこちら!
リリース1周年。心が折れかけた時、そこには仲間がいた|YOUTRUST 岩崎由夏
Think Differentキャンペーンに携わったクリエイティブディレクターによる、スティーブ・ジョブス、アップルがもつ「Simple」という哲学に関する本です。2012年に出版された本ですが、何度でも体にしみ込ませたい内容です。あらゆる”複雑”を越え、磨き上げた”シンプル”が多くの価値を生み出し、届けるのだと考えさせられます。社会、身の回り、自分など、ありとあらゆるところに”複雑”は存在していますが、そこから目を逸らさずに向き合い、”シンプル”を求めつづけていきたいと改めて感じました。何か価値あるものを作っている人、届けようとしている人にぴったりな本だと思います。
大橋桃太郎 @momotarabitch
株式会社CAMPFIRE PM 事業開発。高校を中退後、18歳でZep DiverCityを貸し切りイベントを主宰。大学在学中(後中退)に広告代理店での勤務を経て、CAMPFIREに入社。クラウドファンディングのキュレーター、新規事業の立ち上げと事業責任者を経て、PMと事業開発を担当。事業構想修士(MPD) 。
▼大橋桃太郎さんの過去記事はこちら!
CAMPFIRE 大橋桃太郎|「新規事業をつくろう」 家入一真からの打診
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 全2巻 完結セット (新潮文庫)
かの村上春樹著、四作目の長編小説です。
ここ八年くらいはとても忙しくエンタメに充てる時間を割と削っており、小説を手に取る機会が殆どありませんでした。が、ふと思い立ちオススメをSNSで募集したところ、けんすうさんや山田さんから「衝撃を受けた」とコメント頂き読んでみることに。
結論からいうととても印象的な作品でした。ストーリーには触れませんが「文字列だけでも人の生活や嗜好を変えることができるのだ」という、とても力強い体験をすることができました。
スタートアップに関わる者としては人々に新しい概念を提案し、結果として世の中を一歩推し進めることができたら本望だと思っているのですが、文章や描写の力のみでそれが起きるというのは改めて新鮮な体験でした。ちなみに本作を読んでから、カフェラテではなくブラックコーヒーを常飲するようになり、ふくよかな人々に暖かな気持ちを感じるようになりました。気になる方はご拝読をば!
大湯俊介 @shunsuke00
「ママリ」を運営するコネヒトという会社の社長をやっていました。最近はよく海外にいます。
▼大湯俊介さんの過去記事はこちら!
2020年以降、あらゆる境界が溶けて無くなる|大湯俊介と考える「曖昧化する世界」の歩き方
紹介させて頂くのは初学者向けの哲学入門書です。哲学は小難しいイメージを持たれがちですが、本書は哲学の祖であるソクラテスからフランスの哲学者・フーコーに至るまでの哲学の歴史を小説仕立てで辿りながら「多数決って誰にとっての幸せなの?」「個人主義社会はモラルが低下するんじゃないの?」「監視社会って実質刑務所じゃない?」など過去から現代まで続く善の生き方について考える本です。常識が常識でなくなるこの現代で「正常」でない生き方について向き合う人にお勧めしたい本ですね。個人的にはこの本読んだ後により幅広く哲学の歴史がわかる『哲学と宗教の全史』を読むまでが醍醐味感あります(笑)
オリタケイ @Oritakeikou
アーティスト。大学在学中の漫画連載をきっかけに活動を開始。デザイナーとして働く傍ら、グッズの制作やイベント出展を中心に幅広く創作活動中。イラスト図録『ILLUSTRATION2020』にて作品掲載。
▼オリタケイさんの過去記事はこちら!
心のままに。オリタケイの「好きなこと」から紡がれる絵の世界観
自分のプライベートの人生プランをどうするかについて話をしていた時、結婚離婚歴のある友達にオススメされたのがきっかけで、まわりの起業家でも結婚や離婚、再婚をする人が現れていたこともあり一気に読み進めました。
この本は結婚というものを金融商品と捉えた時にどういうリスクリターンが発生するか、日本の婚姻制度が生み出す矛盾と問題点について書かれています。衝撃をうけた点が「子育ての必要条件が結婚」という価値観に反し、お金持ちの婚外子が置かれる状況について考察されていた部分です。自分は今まで考えたこともなかったですが、婚外子のほうが経済的に合理性がある場合もあり、自由恋愛と結婚制度のギャップを埋めきれていない日本の婚姻制度と価値観の課題も感じました。
この本をうけて自分はどうしたいのか、正直、いろんなことを考えましたが、パートナーが現れた時また考えればいいことに気づきました。早まりました。
海鋒健太(かいほこけんた) @umipocoken
株式会社PATRA 代表取締役CEO。2014年東京大学工学部在学中に今の会社を設立。PATRA MARKETというECプラットフォームと生産から配送、オフライン店舗への出店までをワンストップで行なえるシステムを開発し、D2C時代のバックエンドシステムを提供しています。
▼海鋒健太さんの過去記事はこちら!
インスタグラマーと東大出身エンジニアがタッグ!アパレルのムダをなくす「PATRA」の挑戦
中国SF小説3部作の第1巻目で、アジア人作家として初めてヒューゴー賞を受賞した話題作です。
科学者が次々と謎の自殺を遂げるという怪事件に巻き込まれた主人公の物語と、40年前の文化大革命の狂乱の中で天体物理学を研究する女性の物語が交互に描かれながらストーリーが進んでいきます。そして、その2つの物語が交差し、思わぬ方向に...!。
とにかく話のスケールが大きく、あのオバマ大統領も大統領の任期を全うできた秘訣に関するインタビューの中で、三体のスケールの大きさに比べたら議会との軋轢なんてちっぽけなことだと思えたこと、が一つの理由だと述べているくらいです。
自分も会社経営をする中で日々難題に直面しますが、三体で描かれている物語のスケールと比べたらちっぽけなことだなと思い直し、開けた思考で前を向けている気がします。思考のスケールを一段階高めたい経営者にオススメの一冊です。
梶谷健人 @kajikent
ARスタートアップMESONの代表。ポストスマホ時代を見据え、コマース・コミュニケーション領域でAR技術を用いたサービスのプランニング・開発を行なっている。『いちばんやさしいグロースハックの教本』(Amazon.jpのマーケティング・セールス一般カテゴリ1位)の著者。当時国内最大級の女性向けファッションSNSのグロースを担当した後、インド・アメリカにて現地スタートアップ向けにサービスデザインとグロースのメンタリング業務を経験。
▼梶谷健人さんの過去記事はこちら!
GoogleもAppleも「AR」に本気?!押さえておきたいAR最新動向
ARの進化が止まらない! 2019年 AR活用の最新事例 12 選
沈みゆくYahoo!を救うために、Googleからやってきた新しいCEOマリッサ・メイヤーを主人公にしたドキュメンタリー本です。
世に多くあるIT企業の成功と栄光を綴った本とは逆に、これはタイトルの通りある企業の失敗と苦渋を主題にした物語です。マリッサが迎えられるに至るYahoo!の変遷と、マリッサ就任後の苦悩と闘争の日々を通して、かつて業界を牛耳った巨大IT企業が抱える問題とその転換点を存分に垣間見ることができます。
成熟した大きな組織の舵取りをする難しさをあじわえるという点で、経営に関心がある人はもちろんのこと、経営は自分とは無縁だと思っている人にもおすすめできる一冊です。
樫田光(かしだひかる)@hik0107
2016年メルカリに入社、データ分析チームの責任者を務める。US事業/国内フリマ事業の分析と戦略立案などの業務を経て、2019年現在は新規事業のメルペイのグロース戦略のための分析を担当。メルカリへのジョイン以前は、外資系戦略コンサル、スタートアップ取締役などでのビジネス経験を経たのち、30歳でデータ分析の仕事に興味を持ち転身。早稲田大学理工学研究科卒業、工学修士。noteアカウント:https://note.mu/hik0107
▼樫田光さんの過去記事はこちら!
メルカリのデータアナリスト 樫田光の成長論|「怠け者な自分をひたすら追い込む」
新装版 矢沢永吉激論集 成りあがり How to be BIG (角川文庫)
矢沢永吉さんの半生を糸井重里さんが引き出した自叙伝。
「銭が正義だ。こう思ってしか生きてこれなかった。ほんとは銭が正義だなんてウソなんだ。それは良く判ってる。でも、そう思わなければきてこれなかった自分に腹が立つ。攻撃することが生きることだ。負い目をつくらず、スジをとおして、自分なりのやり方でオトシマエをつけてきた。休むわけにはいかない」
こんな冒頭から始まる一冊は、言葉ひとつひとつが発光していて、頭を殴られたかのような感覚に陥りました。食事にもありつけないほど困窮した幼少期、故郷を捨て成りあがる姿…あまりに壮絶で強烈な人生。文字の羅列にみなぎる力が凄まじいです。読むエナジードリンク。仕事に行き詰まった時に読むとパワーが湧いてくる名作です。
嘉島唯(かしまゆい)@yuuuuuiiiii
LINE NEWS編集部在籍、ライター。通信会社で営業職の後、ギズモード・ジャパンの編集社へ転職。ハフポスト[日本版]を経てBuzzFeed Japanでは記者職に従事。2019年10月より現職。cakesでエッセイ「匿名の街、東京」を連載中。
▼嘉島唯さんの過去記事はこちら!
BuzzFeedからLINEへ、ライター嘉島唯の選択|いつでも「書くこと」を捨てられる強さを。
これ程までに「むき出し」な本は初めて読んだ。勝つべくして勝つ、負けるべくして負ける。君はどっちに行く?と至近距離で睨みつけられる本。それだけでなく、汚い自分・醜い自分・ドロドロした自分こそが価値の源泉であり、自分の呪いを見に行く勇気こそが尊いと背中を押してくれる部分もある。自分は何を説得力として持っているのか。引き続き、確信犯としてやり続けたいと思います。
片石貴展(かたいしたかのり)@katap_yutori
1993年生まれ、神奈川県出身。明治大学商学部卒。2017年12月にInstagramで個人的に「古着女子」を立ち上げ、現在はフォロワー30万人を突破。2018年4月に初期投資0円”インスタ起業”として株式会社yutoriを創業。その後、「9090」や「spoon」などのD2Cブランドを展開。「古着女子」は書籍としてムック本を定期的に刊行している。2019年7月、世界初のバーチャルインフルエンサーのみが所属するモデルエージェント「VIM」を設立。バーチャルモデルの葵プリズムやucaが所属する。
▼片石貴展さんの過去記事はこちら!
ぼくらは、ゆるくつながる。yutoriが見出す「溜まり場」の可能性
あの頃のインターネットを求めて。ぼくらが「リアル」に見出す、ニュートラルなつながり
弱さもダサさも抱きしめる。yutori がつくる「ここにいたい」と思える場所
歴史的な偉人から現代の有名人や一般人の絶望に関する名言を集めた本です。表紙をめくった瞬間、「生れて、すみません。太宰治」という言葉が目に飛び込んでくるくらい絶望の気持ちと言葉が溢れている本です。タイトルに惹かれて買いました。
僕はたくさんの挑戦をします。頭で考えるよりまずはやってみるタイプの人間です。なので失敗も沢山します。そんな失敗をした時に、ちょっと読むと気持ちが切り替えられる本です。絶望的な感情に支配されるのではなく、瞬間的に深く絶望し、「ま、そんな時もあるよね」と思えることが生きるために必要だと思うのですが、一人で悩むと絶望の時間が長くなるので、そんな時にこの本を読むと気持ちの切り替えが早くなると思います。
絶望できるほどに「今」を生きれるってすごいことだと思うのです。本の帯に書かれていた家入一真さんの「死にたい」と「生きたい」は同意語。という言葉が衝撃的でした。
加藤路瑛 @crystalroad2006
中学2年生。株式会社クリスタルロード取締役社長。親が代表取締役、子どもが取締役社長になる起業スタイルを「親子起業」と名付け、法人登記による年齢制限の壁を超えて自らも12歳の時に親子起業スタイルで起業。年齢やお金を理由に「今」をあきらめなくていい社会を作ることをビジョンに掲げて活動中。メディア事業に取り組みながら、応援経済を作るためのサイト「チャレンジファン」を立ち上げ、応援経済ができるのか社会実験中。
▼加藤路瑛さんの過去記事はこちら!
「子どもは起業しちゃダメ?」「ダメじゃないよ」12歳の加藤路瑛くんが、お母さんと起業を決めた日
▼中編はこちら
キャディ 加藤勇志郎
bitFlyer Blockchain 加納裕三
OYO LIFE 菊川航希
mento 木村憲仁
無人コンビニ600 久保渓
クックパッド 倉光美和
フォトグラファー クロカワリュート
KOS 小島香澄
ビジネス図解研究所 近藤哲朗
GoodMorning 酒向萌実
Takram 佐々木康祐
ブルーパドル 佐藤ねじ
コルク 佐渡島庸平
ANRI 佐俣アンリ
シモダテツヤ
▼後編はこちら
BASE 神宮司誠仁
SmartHR たけべともこ
Mr.CHEESECAKE 田村浩二
Drone Fund 千葉功太郎
b-monster 塚田眞琴
b-monster 塚田美樹
STRIVE 根岸奈津美
みんなのマーケット 浜野勇介
クラウドポート 日比谷すみれ
ビービット 藤井保文
クオンタム 文園太郎
ピースオブケイク 松下由季
カンカク 松本龍祐
メルペイ 山本久智
文 = CAREER HACK
4月から新社会人となるみなさんに、仕事にとって大切なこと、役立つ体験談などをお届けします。どんなに活躍している人もはじめはみんな新人。新たなスタートラインに立つ時、壁にぶつかったとき、ぜひこれらの記事を参考にしてみてください!
経営者たちの「現在に至るまでの困難=ハードシングス」をテーマにした連載特集。HARD THINGS STORY(リーダーたちの迷いと決断)と題し、経営者たちが経験したさまざまな壁、困難、そして試練に迫ります。
Notionナシでは生きられない!そんなNotionを愛する人々、チームのケースをお届け。