2020年も残りわずか。年末特集として、第一線で活躍するPMのみなさんに「2020年に読んでよかった一冊」を伺いました!年末年始の本選びにぜひ参考にしてみてください!
[本をご紹介してくださったPMの方々]
※人名の50音順に掲載。回答者は敬称略とする。
SmartHR 安達隆
すむたす 伊藤友也
LINE 稲垣あゆみ
サイバーエージェント 上野千紘
エピックベース 岡田麻里
エン・ジャパン 岡田康豊
freee 岡田悠
エウレカ 金田悠希
DouYu Japan 齋藤祐介
BASE 神宮司誠仁
AbemaTV 谷口達彦
サイバーエージェント 長瀬 慶重
「偶然にも撮れてしまったドキュメンタリー」が好きです。作り手の意図を超えて起きてしまう出来事や、狙って撮れないような奇跡の瞬間たちは、とても貴重なものに思えます。
本書『急に具合が悪くなる』は、がんを宣告された哲学者と、その知人の文化人類学者による往復書簡を、ほとんどそのまま書籍にしたものです。
病と生きるとはどういうことか、序盤は専門家らしく穏やかに議論が進んでいくのですが、途中から哲学者が本当に「具合が悪くなって」しまったことから、対話の内容、そしてふたりの関係性が急激に変化していきます。そのライブ感と作為のないドラマが、本書の大きな魅力となっています。
ギリギリの状況の中でも、ふたりは学者として「問うこと」「言葉にすること」を決してやめようとしません。病、そして死という圧倒的な現実を前にした人間が、これだけ力強く美しい言葉を紡げるということに、心を打たれました。
複雑でわけのわからないものに立ち向かい、言葉にしていく勇気をもらえる一冊です。
▼プロフィール
株式会社SmartHR 執行役員・VP of Product 安達 隆 @asanebo_
チームラボにて受託開発やプロダクト開発に従事したのち、起業。EC領域でSaaS事業を立ち上げ、KDDIグループに売却。メルカリにてカスタマーサポート部門の業務システム開発を担当し、2019年にSmartHRへ入社。現在プロダクトマネジメントの責任者を務める。2020年に読んで一番よかった漫画は『水は海に向かって流れる』。
▼Smart HR 安達 隆さんの過去記事はこちら!
「上司に決断を委ねるな」PM1年目から大切にしたいマインドセット|SmartHR プロダクト責任者 安達隆
行動を変えるデザイン ―心理学と行動経済学をプロダクトデザインに活用する
本書は、行動経済学と心理学、データ分析、プロダクト設計を活用し、人々の行動や日常習慣を変える「行動変容」を促すプロダクトを実現するための書籍です。
これまでITプロダクトがなかなか使われてこなかった分野を対象に、ユーザーがやりたいと思っていたものの実行できなかった行動の実現を助けるプロダクトを実現するための、実践的な視点や知識が提供されています。
私達すむたすは、テクノロジーを活用して不動産売却の体験をアップデートすることに取り組んでいます。これまでプロダクトをローンチしてから、ユーザーと対話しながらプロダクト改善を繰り返してきましたが、良いプロダクトを作ることと、行動を変えるプロダクトを作ることには大きなギャップがあると感じていました。本書のキーコンセプトであるCREATEアクションファネルは、そのギャップを解消するために役に立つ概念でした。プロダクトマネージャーや起業家の方にオススメの1冊です。
▼プロフィール
株式会社すむたす 取締役 伊藤 友也 @tomoyaito0616
1988年生まれ、神奈川県出身。2012年に株式会社リクルート(現リクルートホールディングス)に新卒入社、総合住宅メディアSUUMOのプロダクトデザイン、プロダクトマネジメントに従事。その後、OYO TECHNOLOGY & HOSPITALITY JAPANに日本人第1号のプロダクトマネージャーとして参画。2018年に株式会社すむたすを共同創業。
▼すむたす 伊藤友也さんの過去記事はこちら!
ビジネスサイドと連携とれてる?新米PMがハマりやすい落とし穴|OYO LIFE 伊藤友也
世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学 (NewsPicksパブリッシング)
資本主義とは何か、その先に何があるのかを最近よく考えているため、タイトルを見て自然と手に取りました。 “「金で買えないものはない」のではありません。そうではなく、「金で買えないものはあってはならない」という理念が正当なものとして承認される経済システムを資本主義というのです」と、資本主義を1つの人間観として捉える発想や、「贈与」というフィルターを通して「親の愛」やコミュニケーションを考察している点が新鮮でいろんな気づきを得ました。COVID-19で大きく変わる社会構造を見つめ直すきっかけになる、哲学者からの問いかけの本だと思います。
▼プロフィール
LINE株式会社 上級執行役員 LINEプラットフォーム企画統括 稲垣あゆみ @anomura
一橋大学社会学部卒業後にベンチャー立ち上げを経て、バイドゥ(日本法人)に入社。2010年5月、ネイバージャパン(後のNHN Japan、現LINE)に入社。写真共有SNS・コミュニティサービスの企画に携わった後、2011年6月に『LINE』をリリース。2016年1月、当時最年少で執行役員に就任。2019年1月からは上級執行役員に就任。
▼LINE 稲垣あゆみさんの過去記事はこちら!
「担当を外れてくれ」と言われた悔しさを糧に。LINE 稲垣あゆみの新人時代
33歳でLINE 最年少執行役員に!稲垣あゆみのキャリア論。LINEの大ヒットも通過点!?
これを面白いと言っていいのかわからないですが、「最高に面白かった!」という感想に尽きます。テレビ東京の同名番組の本ですが、番組自体は知りませんでした。
私が想像もできないような、この本の内容通りの暮らしをしている人が世界にはリアルに存在し、それを実際に体験しに行っている同世代の番組プロデューサーがいるということに刺激を受けました。特に印象に残っているのは、ロシアのカルト村の回で出てきた「人の正常をどうして他人が決められる?」という言葉です。まさしくその通りだし、日常生活を過ごす意識にも生きると思います。私にとっての正しさは、誰かにとっては正しくないと改めて認識しました。あとがきで泣いた本は初めてです。
▼プロフィール
サイバーエージェント / プロダクトマネージャー上野千紘(うえの・ちひろ)@chihi_u
2011年新卒入社。アラサー向け・大学生向けのコミュニティサービスや、生放送配信サービスの「FRESH LIVE」など、入社後幅広いドメインに渡り、複数のメディア立ち上げを経験。2017年6月〜社内新規事業会議にて自ら提案したコスメのクチコミサービス「Lulucos by.S」のプロダクトマネージャーを担当。また、社内では次世代経営者育成プロジェクト「CA24」の第一期メンバー、女性活躍推進プロジェクト「CAramel」の幹部としても活動している。
▼サイバーエージェント 上野千紘さんの過去記事はこちら!
相談さえ億劫だった、あの頃の私へ|サイバーエージェント 上野千紘
若手PMは「カメレオン力」を磨こう|サイバーエージェント 上野千紘
ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ビジネスリーダー1万人が選ぶベストビジネス書トップポイント大賞第2位! ハーパーコリンズ・ノンフィクション)
「ジョブ理論」というはプロダクト開発において顧客のニーズを定義する為の理論について、具体的な考え方も踏まえ、書いてある本です。イノベーションとはなにか、なぜ顧客はそのプロダクト/サービスを使うのかを考察した本。
スタートアップでプロダクト・サービス開発をしていると、「顧客が欲しがるものをつくれ」とよく言いますが、それをつくるためには、まず「顧客の解決したいジョブ(片付けたいもの)」を理解し、ニーズを満たしていく必要がある。どんなジョブを解決するためにプロダクトを使うのか?当たり前のようで、ハッとさせられる内容が多く、道に迷ってしまったら、定期的に読み直したいなと思う本でした。
そもそもの顧客の「課題」やその背景についてより明確に定義することの重要性や、自分たちが作ろうとしているプロダクトに関して顧客目線で考えるという重要性を改めて感じました。プロダクトを日々作っていく中の考え方として、活かされています!
▼プロフィール
エピックベース株式会社 PM岡田 麻里 @mario__hello
エピックベース株式会社 PM & 共同創業。新卒でデザイン会社である株式会社グッドパッチに入社。アプリやWeb制作支援を行う自社のプロトタイピングツール「Prott」のプロダクト改善にPMとして従事。その後、ITベンチャー企業にて事業立ち上げや運用構築、プロダクト改善を従事し、2019年11月より株式会社メディアドゥにてスマート書記に参画、2020年3月にエピックベースを共同創業。
▼エピックベース 岡田 麻里さんの過去記事はこちら!
1秒でも早く戦力に。休日はアプリ開発、ビジネス書を読みまくったPM1年目
かつて、スティーブ・ジョブズは、「Connecting the dots」を信じる事を説きました。困難だと思える今、無駄だと思える今。その全ては、のちの人生で振り返ったときに初めてわかると。仕事でもスポーツでも、我々が何かを成し遂げたい(マスタリーへの道)という思いをこの本は支援してくれます。人生を歩む時に必ずやってくる踊り場。その踊り場を乗り越える術を教えてくれる良書です。今の自分に悩み、成長の踊り場に苦しんでる人、全ての人に読んでもらいたいです。一緒にマスタリーへの道を歩みましょう。
『簡単じゃないか。上達したいんなら、進んで馬鹿(フール)になりゃいいのさ』
▼プロフィール
エン・ジャパン株式会社/プロダクトマネージャー・部長 岡田康豊 @middleOkada
制作会社でのWebデザイナー経験、CCC、DeNAでのプロダクトマネジメント経験を経て、2012年にエンジャパンに入社。エン転職を始め、複数のHR Techプロダクトのプロダクトマネジメントに従事。2014年にデジタルプロダクト開発本部 部長に就任。HRの知見を活かし、プロダクトマネージャーの育成や組織開発、組織マネジメントもおこなう。
▼エン・ジャパン 岡田康豊さんの過去記事はこちら!
優秀なPMが身につけている「抽象スキル」の鍛え方|エン・ジャパン 岡田康豊
「プロダクトを創るように組織をつくる」|エン・ジャパン 岡田康豊
納豆は日本の食べ物であり、日本の文化だ ー そんな常識をぶち壊す一冊です。冒険家として世界中の辺境を駆け巡る高野秀行さんの本はどれも夢中でページをめくってしまうのですが、とくにこの作品には「高野文学」の魅力が凝縮されています。
始まりは東南アジアのとある辺境。「トナウ」という名前まで納豆に似た食べ物に出会った高野さんは、実は納豆は日本だけのものではないのでは?という仮説を抱き、様々な地域を訪れることで検証を進めていきます。そのフットワークの軽さと鮮やかな仮説検証プロセスには舌を巻いてしまうほかないのですが、さらに高野さんは「納豆とは、世界中のマイノリティの民の食べ物ではないか」という民族・文化を横断した大胆な考察をぶち上げます。
納豆という身近な食べ物をテーマに、壮大なストーリーが繰り広げられる本書。これほどビジョナリーであり、アイデアマンであり、最強の行動力をもつ高野さんがもしPMをやったとしたら、きっとものすごいプロダクトが生まれてしまうでしょう。
▼プロフィール
freee株式会社 プロダクトマネージャー 岡田悠@Yuuuo
投資銀行とイノシシ肉の販売を経て、2014年にfreee入社。一貫して新規プロダクトの立ち上げを担当。最近の代表作は「freeeスマート受発注」。また複業でライターとして活動し、最近初の著書となるエッセイ『0メートルの旅』をダイヤモンド社より出版。
▼freee 岡田悠さんの過去記事はこちら!
闇雲にBacklogを追いかけてもダメ。タスク消化に追われ、成果が出せなかったPM1年目|freee 岡田悠
「くだらないこと」こそ、本気でやる。忘年会を盛り上げるために南アフリカまで飛んだPMの話
スタートアップがプロダクトを成長させ、参入障壁を作るのに重要な要素として定義される「ブランド」。しかし、その構築方法について説明できるプロダクトマネージャーは少ないように思えます。
かくいう私もその一人で、2020年は数多くのブランド形成についての書籍を読み漁りました。著者アル・ライズは「売れるもマーケ 当たるもマーケ マーケティング22の法則」の中でマーケティングの成功法則の一番最初に「一番手にならなければ印象にすら残らない」と痛いほど分かりやすく本質を突いています。
この本も初学者には易しく、しかし実践することは難しい本質を簡潔にまとめています。あなたのプロダクトを一番にし続けるためのヒントになるかもしれません。
▼プロフィール
株式会社エウレカ 執行役員 VP of Product, Pairs 金田 悠希 @kanadadada
2012年、早稲田大学政治経済学部卒業後、モバイル系ベンチャー企業に入社し、複数の新規ゲーム立ち上げに従事。事業責任者として企画・運営に携わった位置情報ゲームアプリを大ヒットサービスへと導く。2016年、株式会社エウレカに入社。Pairs Japanの事業責任者として、事業の成長拡大を推進し、2018年に執行役員に就任。現在は、執行役員 VP of Product, Pairs として日本、海外におけるPairsのプロダクト戦略を推進している。
▼エウレカ 金田 悠希さんの過去記事はこちら!
1日1個は施策案を出す、ボロクソに言われても続ける。エウレカ 金田悠希がPM1年目にやったコト
若手PMに捧ぐ!チームを迷走させないロードマップの描き方|エウレカ 金田悠希
プロダクトマネージャーやUIデザイン初学者が、UIに関する知識を体系的に身につけることができる本です。
以前から気になっていた本でしたが、転職期間中に時間があったので、UIデザインについてこれまで自己流の独学で身につけた知識を整理し直したいと思い読むことにしました。新情報を得たいというよりは、答え合わせに近い感覚です。
一般的なUIデザインの教科書的な本では「グルーピング」や「近接」といった抽象度でのデザインの規則性について説明されることが多い印象ですが、この本ではもう一歩二歩踏み込んだ具体的な実用知識、および、逆にもう少し抽象度の高い情報設計やモーダル・モードレスなどの概念知識が整理されているのが特徴です。
プロダクトマネージャーがこの本の内容レベルのデザイン知識を習得することは、UIデザイナーと協働するときに共通言語を持てるため、コミュニケーションが一段とスムーズになるかと思います。
▼プロフィール
株式会社DouYu Japanプロダクトマネージャー 齋藤祐介 @yyysai
1991年生まれ。早稲田大学卒業後、2016年にランサーズ株式会社に「Lancers」のプロダクトマネージャーとして新卒入社。その後、株式会社バンクでは「CASH」「TRAVEL Now」での事業作りを経験した後、株式会社OrigamiではQRコード決済「Origami Pay」に携わり、今に至る。DouYu Japanでは、ロードマップを策定し中国の開発チームと協働しながら日本向けライブ配信プラットフォーム「Mildom」のプロダクトマネジメントを担当している。
▼DouYu Japan 齋藤祐介さんの過去記事はこちら!
ただの伝書鳩だった。PM1年目に失敗から学んだ「鵜呑みにしない」スタンス
サイゼリヤ おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ (日経ビジネス人文庫)
サイゼリアが大好きなのですが、ぼくはサイゼリアについて何も知らないと思い購入して一気に読みました。サイゼリアの作り上げられた顧客体験や哲学について知ることができてもっとサイゼリアが好きになりました。データドリブンにプロダクトやオペレーションが磨かかれていて、メニューの品揃えも徹底的に考え抜かれて作られています。サイゼリアは最高です。
▼プロフィール
BASE株式会社 執行役員VP of Product 神宮司誠仁 @7jin16
1992年生まれ、東京都出身。高校時代からインターネットに興味を持ちコードを書き始める。10代で「おつかい」をするWebサービスを開始。その後、複数のIT企業でのサービス企画を経て、2013年12月にBASE株式会社に入社。2015年にブログメディア「BASE Mag.」の立ち上げを担当。ショッピングアプリ「BASE」(400万ダウンロード突破)のPMとして「BASEライブ」をはじめとするアプリの販促機能開発やコンテンツ企画の統括を経て、2018年4月よりEコマースプラットフォーム「BASE」全体のPMに従事。同年6月に同社執行役員に就任。
▼BASE 神宮司誠仁さんの過去記事はこちら!
深夜に書くポエムも、PMの仕事?BASE 神宮司誠仁のPM論
「ついやってしまう」体験のつくりかた――人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ
公私共にお世話になっている放送作家・鈴木おさむさんからおすすめいただいて出会ったこの本。日々番組プロデューサーや演出家という、たくさんのクリエイターの方々と仕事をする私にとっては目から鱗の連続でした。「ユーザー目線」という言葉の本質に迫る「体験」の教科書。
誰しも一度はプレイしたことがある名作ゲームからプレイヤーの心を動かすヒントや法則を見つけていくのですが、ある種この本こそがゲーム的に設計されていて、つい筆者の体験デザインにハマり、つい読み終えてしまいます。
直感、驚き、物語をデザインすることでユーザーの心を動かしていくことは、他者と関わる全ての人達が育まないといけない想像力なのだと学びます。エンターテインメントサービスに携わっていない方も、是非年末年始はこの本で「遊びを通して人間を見つめる眼差しの眩しさ」を体験してみてはいかがでしょうか。
▼プロフィール
株式会社サイバーエージェント 執行役員 / 株式会社AbemaTV 制作局長 谷口達彦 @tatsuhiko715
2006年、新卒でサイバーエージェントに入社。社長室を経て、「Ameba」の宣伝担当、2011年にアメーバ事業本部マーケティング・プロモーションDiv ゼネラルマネージャー。2013年に株式会社アメスタを設立、代表取締役社長に就任。現在は株式会社AbemaTV制作局長として、「AbemaTV」オリジナル番組制作の責任者を務める。
▼AbemaTV 谷口達彦さんの過去記事はこちら!
AbemaTVが「オリジナルコンテンツ製作」で掴んだヒットの法則|AbemaTV 谷口達彦
いかに尖れるか。AbemaTV内で開催されている「トンガリスト会議」の秘密
1兆ドルコーチ――シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え
リーダーとしてマネジメントは切っても切り離せないものです。マネジメントと言っても様々なスタイルがある中で、優れたチームを作るために必要なチームコーチングの学びが詰まった一冊です(体系的に纏まっているわけではありません)。
この1年ずっとそばにおいて何度も読み返しそのいくつかのことを実践したことで、私自身マネジメントの幅を広げることができました。本書に紹介されている”愛に溢れた”数々のヒントは日本の組織文化にもとても相性が良いものだと実感しています。
リーダーのミッションは「組織成果を最大化」することです。そのために「チームコーチングを通してチームの力を最大限引き出したい」と思っている方に是非手にしてほしい一冊だと思います。
なお、今年話題となった「NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX」とあわせて読むとマネジメント、チームビルドの思想の違い・奥深さを感じる事ができます。日々勉強ですね。
▼プロフィール
株式会社サイバーエージェント 常務執行役員 長瀬慶重 @lionbaby
通信業界での研究開発を経て、2005年、サイバーエージェントに入社。「アメーバブログ」やコミュニティサービス「アメーバピグ」、ソーシャルゲーム、コミュニティサービスなどのサービス開発を担当し、2014年、当社執行役員就任。2018年、当社取締役就任。2020年、当社常務執行役員就任(現任)。技術のサイバーエージェントを加速すべく技術政策に注力している。また、「ABEMA」のプロダクト開発を担当。
▼サイバーエージェント 長瀬慶重さんの過去記事はこちら!
広報戦略もPMが考える。アプリDL数3400万を突破、『AbemaTV』のグロース策
編集 = 野村愛
4月から新社会人となるみなさんに、仕事にとって大切なこと、役立つ体験談などをお届けします。どんなに活躍している人もはじめはみんな新人。新たなスタートラインに立つ時、壁にぶつかったとき、ぜひこれらの記事を参考にしてみてください!
経営者たちの「現在に至るまでの困難=ハードシングス」をテーマにした連載特集。HARD THINGS STORY(リーダーたちの迷いと決断)と題し、経営者たちが経験したさまざまな壁、困難、そして試練に迫ります。
Notionナシでは生きられない!そんなNotionを愛する人々、チームのケースをお届け。